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政治・行政
2019年9月8日(日)9:00

謝花副知事が被害状況確認

市総合体育館な ど視察
台風13号襲来の宮古来島


下地市長(右から4人目)から被害状況の説明を受ける謝花副知事(同6人目)=7日、市総合体育館

下地市長(右から4人目)から被害状況の説明を受ける謝花副知事(同6人目)=7日、市総合体育館

 県の謝花喜一郎副知事は7日、台風13号の被害状況を確認するため宮古島に訪れた。視察は屋根が吹き飛ばされた市総合体育館や型枠が倒壊した伊良部大橋橋詰め広場に建設中の観光拠点施設、風車の羽が1枚折れた上野の風力発電施設などで行われた。謝花副知事は被害について「市からの要請、要望を受け対応していきたい」と話した。


 市では台風13号の襲来ににより公共施設47カ所で損壊などを確認。被害額は1億1300万円にも上る見込み。このうち市総合体育館では屋根の頂点部分の光を取り込む部分が吹き飛び、風雨が直接体育館の床に当たる状況となっている。この日もブルーシートや新聞紙を設置し雨漏りに対応していた。

 視察には下地敏彦市長や市教育委員会の宮國博教育長ら市当局の職員も同席。下地市長が市内の農作物や公共施設などへの被害状況を報告するとともに、県に対しても協力を求めた。市の農作物被害額については基幹作物のサトウキビで2億3700万円、野菜はオクラなどで730万円となっている。

 視察後、謝花副知事は「被害がどういった状況かを確認した。総合体育館は光を取り入れる部分が無くなっており、風の強さを実感した。2003年の台風号を思い出す。被害についてはどういった形で対応するのか関係部局と一緒に考えていきたい。宮古島市からも要望や要請があれば対応していきたい」と話した。

 また、「沖縄県は台風の常襲地帯。災害に強い公共インフラの整備にもしっかりと取り組みたい」と強調した。


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