09/13
2024
Fri
旧暦:8月11日 赤口 庚 
社会・全般
2019年9月10日(火)8:59

救急車出動3353件/18年宮古

搬送人数ともに増加傾向/消防が「救急の日」で発表


市消防本部では救急車の適正利用を呼び掛けている=9日、市消防本部

市消防本部では救急車の適正利用を呼び掛けている=9日、市消防本部

 9月9日は「救急の日」。市消防本部(来間克消防長)は、過去5年間の市における救急車による搬送状況を発表するとともに、救急車の適正利用を呼び掛けている。2018年の救急出動件数は3353件(前年比140件増)で、搬送人員数は3089人(同74人増)となっており、過去5年間を見ても出動件数、搬送人員数ともに増加傾向にある。

 過去5年間の出動件数と搬送人員は14年が3208件2839人、15年が3062件2879人、16年が3133件2982人、17年が3213件3015人、18年が3353件3089人となっている。この内、18年の搬送人員を傷病程度別で見ると半数以上の51%が入院を必要としない軽症者。中等症は30%、重傷17%で死亡が2%だった。

 同本部では軽い風邪程度で緊急性がないにもかかわらず、救急車を利用した方が「早く診察を受けることができるから」という安易な気持ちで利用する人もいると指摘し、このままでは真に緊急を要し、救急車が必要な人への対応が遅れてしまう可能性が懸念されるため、救急車の適正利用を呼び掛けている。

 適正利用に関し大人は▽呼んでも返事がないなどの意識障害▽けいれんが止まらない▽物をのどに詰まらせて呼吸が苦しい-など。子ども(15歳以下)は▽意識がない▽広範囲のやけど▽けいれんが止まらない-などの状態の時はすぐに「119番」するよう訴えている。

 救急車を要請する際には①慌てず落ち着いて119番通報②けが人や病人のいる場所を知らせる(分かりにくい場所の場合は目立つ建物があればそこを目安に知らせる)③どのような事故、病気かを知らせる④大きな事故などの場合はけが人の数を知らせる▽通報者の電話番号と名前を知らせる-ことが重要としている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年9月10日(火)9:00
9:00

きょうから八月踊り

多良間 初日は仲筋字会 国の重要無形民俗文化財に指定されている多良間島の八月踊りが10日から始まる。初日は仲筋字会が土原(ンタバル)御願所で「正日」を行い、塩川の住民を招いて華やかな組踊などを披露する。祭りは12日までの3日間。

2024年9月3日(火)9:00
9:00

閑散期の観光振興へ

座喜味市長と意見交換/観光庁など   市が観光庁の地域観光新発見事業補助金を活用して実施する「市閑散期対策事業~推し活旅とマス媒体を活用した分散型旅行のすすめ~」に向けて、同庁の豊重巨之新コンテンツ開発推進室長らが2日、市役所で座喜味一幸市長と意見を…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!