下地さん、与那覇さんを表彰/県産業安全衛生大会
労働災害防止に貢献
【那覇支社】安全で快適な職場づくりを目指す「2019年度県産業安全衛生大会」が9日、那覇市内のホテルで催され、労働災害の防止などに功績のある個人・団体を表彰した。宮古関連では、建設業労働災害防止協会県支部長の下地米蔵さん(大米建設会長)が沖縄労働局長表彰の功績賞を受賞したほか、ミヤコン製造部次長の与那覇正美さんが県労働基準協会長賞の功労賞に選ばれた。
下地さんは、県支部で安全衛生活動の指導的立場として、安全衛生水準の向上と発展に多大な貢献をしたことが評価された。受賞後、「労働災害防止への取り組みは、まだまだ力不足ではあるが、表彰されて感謝している。今後も、なお一層努力して、県内の事業場から労働災害がなくなるよう頑張りたい」と決意を述べた。
与那覇さんは、長年にわたり労働安全衛生に尽くし、会員の安全衛生推進の向上発展に多大な貢献をしたことが認められた。受賞後、「日頃からの取り組みが功を奏して、素晴らしい賞がもらえてうれしい。これからもゼロ災職場を目指し、社員一丸で取り組んでいきたい」と力強く語った。
同大会は、県労働基準協会など労働災害防止に関係する9団体が主催して毎年実施されている。今年度のスローガンは「健康・安全 スクラム組めば みんなで実現 ゼロ災職場」。大会では「私たちは、自主的な労働災害防止活動を推進し、安全衛生意識の高揚と安全衛生活動の定着を図り、健康で安心して働ける職場環境づくりを進める」などとした、大会宣言を出席者全員で唱和した。
大会長あいさつで、県労働基準協会の古波津昇会長が「安全で安心、快適な職場づくりのため、いま一度原点に戻り、労使一体となった安全対策活動を真剣に取り組んでいこう」と呼び掛けた。