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イベント 教育・文化
2019年10月14日(月)8:59

最高賞は砂川奈々夏さん/なりやまあやぐまつり

月明かりの下、歌声響く/子供の部は友利仁哉君


月明かりの下、幻想的なステージで出場者たちが「なりやまあやぐ」を歌い上げた=13日、城辺友利のインギャー

月明かりの下、幻想的なステージで出場者たちが「なりやまあやぐ」を歌い上げた=13日、城辺友利のインギャー

 第14回「なりやまあやぐまつり」(主催・同まつり実行委員会、友利部落会)が13日、城辺友利のインギャーで行われた。一般の部に79人、子供の部に5人が出場し、なりやまあやぐを歌い上げた。審査の結果、一般の部最高賞の「なりやまあやぐ大賞」は鏡原中学校2年の砂川奈々夏さん、子供の部最高賞の「御神山賞」は大謝名小学校3年の友利仁哉君が受賞した。一般の部の本選は、月明かりと会場に設置された灯籠の明かりに照らされた特設ステージで行われ、観客は幻想的な雰囲気の中で島唄の魅力を堪能した。

 この祭りは、城辺友利で生まれた宮古民謡「なりやまあやぐ」を次世代に継承するとともに、地域の活性化を図ることが狙い。

 開会のあいさつで実行委員会の奥浜健会長は「今回で14回目を迎えるこの祭りが宮古の三線文化の向上に一役買っているとの自負を持って今後も頑張っていきたい」と話し、伝統文化の継承発展を誓った。

 本選では、ニライカナイ(ちびっこらんど)がエイサーを披露したほか、友利獅子舞保存会が伝統の「みるく口説」を披露した後に一般の部がスタート。20人が三線演奏と歌声を披露した。

 海上の特設ステージに立った砂川さんは、ゆっくりとした旋律で三振を奏で、それに歌声を乗せて会場の聴衆を魅了した。

 幼稚園のころから民謡を学び続けている砂川さん。「なりやまあやぐまつり」は小学校2年生の時に出場して以来2度目。

 「今回は、お世話になった人たちに感謝の気持ちを込めて歌った。この歌は歌詞が大好き。また、難しいからこそ、しっかり歌いたいという気持ちが強くなる。民謡は三線も歌もとても楽しいのでこれからも続けていきたい」と笑顔になった。

 子供の部で最高賞の友利君は「宮古のおじいちゃんたちが応援に来てくれたので頑張れた。3年くらい前からこの歌は練習してきた。思ったよりできなかったけど、優勝と聞いてびっくりした。これからもこの歌を歌い続けたい」と笑顔で感想を述べた。

 結果は次の通り。(敬称略)
 【一般の部】なりやまあやぐ大賞=砂川奈々夏▽金志川賞=奥平乙斗▽インギャー賞=砂川葵▽あま井賞=花城静香▽元島賞=砂川彩夏
 【子供の部】大賞(御神山賞)=友利仁哉▽2位=仲里奏音▽3位=喜久川可憐


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