11/11
2024
Mon
旧暦:10月10日 先勝 戊 
政治・行政
2019年10月26日(土)8:58

訪米の成果など報告/玉城知事

「辺野古反対の民意伝えられた」


「訪米で沖縄の民意を、明確に伝えることができた」と話した玉城デニー知事=25日、県庁庁議室

「訪米で沖縄の民意を、明確に伝えることができた」と話した玉城デニー知事=25日、県庁庁議室

 【那覇支社】玉城デニー知事は25日の定例会見で、10月14日から20日までの間に行った「訪米」の成果などを報告した。玉城知事は、海外の米軍基地の在り方をめぐり「国防権限法案」で協議を行っている議員を含む連邦議会議員のほか、政府関係者、有識者らと直接面談し、同法案に名護市辺野古の工事の見直しを行うよう、「明確に伝えることができた」と述べた。

 玉城知事は「今年2月の県民投票後で初の訪米であり、大多数の県民が、辺野古移設に反対している民意を丁寧に説明できた」と述べ、沖縄の米軍基地の実情とともに、新たな移設先についても米国政府が積極的に働き掛け、同法案に盛り込んでいくよう求めたという。

 記者団の質問に対し、玉城知事は「辺野古も米軍の基地に入ることを強く訴えた。見直しの場所としては、最たるものであることを強調した」と説明した。

 その上で、「沖縄では日常的に米軍基地から派生する事件、事故などに加え、環境汚染、環境破壊、騒音問題などがある。これらを考えた場合、辺野古移設は日米両政府で協議が終わったものではなく、(移設先を)見直す必要があることに対する理解を求めた」と述べた。

 また、今後、沖縄県側からの米国への取り組み策については、「在ワシントン沖縄事務所からは、毎日、報告がある。連邦議員へのロビー活動などを通じて、沖縄への問題意識をさらに高めていく必要がある」と話した。

 今回の訪米で玉城知事が面談した連邦議員は、マーシャ・ブラックバーン上院議員やセス・モールトン下院議員など両院協議会の委員を含む10人。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月9日(土)9:00
9:00

「観光は地方創世の柱」

観光庁・長﨑部長ら視察来島/座喜味市長と意見交換   国交省観光庁の長﨑敏志観光地域振興部長と跡見学園女子大学の篠原靖准教授が8日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね、宮古島観光振興で意見を交わした。市は観光庁の地域観光新発見事業補助金を活用して実施する事…

2024年10月28日(月)9:00
9:00

宮古・石垣線6年半ぶり再開

ANA、初便乗客に記念品   全日本空輸(ANA)は27日、宮古-石垣路線を6年半ぶりに再開した。先島諸島における利便性の向上を図ることが目的で1日1往復。運航機材はボーイング737-800型機(定員166席)。ANA宮古支店の吉岡大支店長らが、初便…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!