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教育・文化
2019年11月24日(日)8:55

丹精込めた500鉢販売/鏡原中

恒例の菊まつり盛況


多くの市民が訪れ生徒たちが丹精込めて育てた菊を買い求めた菊まつり=23日、鏡原中学校

多くの市民が訪れ生徒たちが丹精込めて育てた菊を買い求めた菊まつり=23日、鏡原中学校

 鏡原中学校(下地悦子校長)の第42回菊まつりが23日、同校で行われた。生徒100人が丹精込めて育てた500鉢を販売。花好きな市民らが大勢訪れ、色合いや育ち具合など、お気に入りの菊を買い求めた。

 販売した菊は、全校生徒を縦割りにした4チームが4月に植え付け。水やりのタイミングや頻度などをチームで相談しながら育ててきた。学校側によると例年より出来が良く、今回も販売から約30分間でほぼ完売した。

 開会式で上地富美也生徒会長は「大切に育ててきた菊を見て、楽しんで、買ってほしい」と呼び掛けた。

 午前10時10分に販売開始が宣言されると、列を成していた市民らがどっと押し寄せ。生徒たちは「いらっしゃいませ」「安いよ、安いよ」などと売り込んだ。

 4鉢購入した主婦の砂川正代さんは「初めて来たけど、盛況ぶりにびっくりした。買った菊は玄関前に飾りたい」と笑顔だった。

 菊は一鉢500円で販売。この日の売上金は、来年の菊まつりの準備に使われるという。

 菊まつりは1977年、同校の与那覇清教諭が問題を抱えた生徒に対する生徒指導の一環で始めた。その取り組みは、当時の渡久山知良校長から歴代の校長に受け継がれてきた。


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