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社会・全般
2019年12月21日(土)8:59

重点に飲酒運転根絶/年末年始で取締強化

きょうから交通安全運動/関係機関出発式


参加者らは交通事故ゼロに向け決意を新たにした=20日、市未来創造センター多目的ホール

参加者らは交通事故ゼロに向け決意を新たにした=20日、市未来創造センター多目的ホール

 きょう21日から始まる2019年年末年始の交通安全県民運動に向けて宮古地区出発式(主催・市交通安全推進協議会)が20日、市未来創造センター多目的ホールで行われた。市や県、宮古島警察署、宮古島地区交通安全協会などから関係者が参加し、飲酒運転の根絶や交通事故防止などに向けて決意を新たにした。同運動期間中は飲酒運転の根絶などを運動の重点として取り組んでいく。期間は来年1月4日まで。

 今年は「交通ルール 守るあたなが 守られる」をスローガンに▽飲酒運転の根絶▽子どもと高齢者の安全な通行の確保▽高齢運転者の交通事故防止▽二輪車の交通事故防止(無謀な運転の防止・マナーアップの推進)-を重点目標としている。 

 出発式では参加者全員で交通事故犠牲者に対する黙とうを行った。主催者の下地敏彦会長(代読)が「年末年始は酒を飲む機会が増えてくるが飲酒運転を絶対にしない・させない・許さない行動を実践してほしい。これからも飲酒運転による悲惨な事故を無くすために地域・職場・家庭総ぐるみで交通安全意識の気運を高めよう」とあいさつした。

 宮古島警察署の上運天幸徳署長は「(11月末現在で)人身事故が101件発生し残念ながらこのうち2件が死亡事故となっている。飲酒運転は88人が検挙されている。署としては運動期間中は悲惨な事故を発生させないため、悪質・危険性の高い飲酒運転や通学路、交差点など事故多発地帯の取り締まりや安全教育など事故防止対策を推進していく」などと述べた。

 また、県宮古事務所の稲福具実所長(代読)は関係機関の交通事故防止に向けた取り組みを評価し、今後に向けても激励。宮古島地区交通安全協会の新里孝行会長が交通安全宣言を行ったほか、砂川カズ子さんが高齢者交通安全意見発表を行った。

 同運動は、広く市民に交通安全意識の普及・浸透を図り、交通ルールの順守と正しいマナーの実践を習慣づけるとともに市民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進することにより交通事故防止の徹底を図ることを目的としている。 


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