新春たこ揚げに120人/ライオンズクラブ主催
最優秀賞は本村さん家族3年連続
宮古ライオンズクラブ主催の第30回新春親子たこ揚げ大会が12日、トゥリバー地区で開かれ、32組約120人がたこを揚げながら新年の決意を新たにした。安定感に優れ、より高くたこを揚げた家族に贈られる最優秀賞は本村さんファミリーが3年連続で受賞。「今年も良いスタートを切ることができました」と家族全員で最高賞を喜んだ。
この日は冷たい風が吹く曇り空という天候。たこを揚げるには少し風が強いコンディションだったが、午前10時の開始時間に合わせて続々と親子が訪れ、「宮古凧」などその多くが手作りのたこを空に揚げた。
どのたこも風に乗ってぐんぐん舞い上がった。中には小さな米粒の大きさにしか見えないほど高く揚がるたこも。職人級の技で審査員を驚かせていた。そのほか色とりどりのたこが上空に舞い、トゥリバー一帯が新春の光景に包まれた。
最優秀賞に輝いたのは本村夏帆ちゃん(3)。祖父の本村先也さん(54)と父の俊貴さん(28)が製作したもので高さ185センチ、幅140センチのたこだ。準備期間を含めると完成まで1カ月を要したといい、たこには令和の「令」を書いた。
俊貴さんは「ほとんどはおじいちゃん一人で作り上げました」と先也さんの技術に感謝。そんな先也さんは3年連続となる最高賞を喜びながら、「孫が喜ぶから作っているけど、結局は自分も楽しんでいます」と笑みをこぼしていた。
表彰式で宮古ライオンズクラブ会長の平戸新也さんは「今年も宮古凧の文化に触れながらたこ揚げを楽しめたと思います。来年も続けるので引き続きよろしくお願いします」と話した。
審査結果は次の通り。(敬称略)
最優秀賞=本村夏帆▽高くまで昇ったで賞=本村虹貴▽デザイン賞=上地陽菜▽ファミリー賞=根間樹希▽アイデア賞=西平あおい▽ハッスル賞=平戸敦己