「島出身に誇り持って」/友利さん講話
未来創造セの開館記念で
市未来創造センターの開館記念文化講演会が18日、同センター多目的ホールで開かれた。宮古島出身で医師の友利新さんが講師を務めた。友利さんは「いつか宮古のためになる人に」と願った父の言葉を胸に努力したことを説明。宮古の教育環境が整っていることや情報格差が少なくなったことを挙げ、「宮古にいることはハンディではない。宮古から世界に羽ばたける。島出身であることに誇りを持って」と次世代の活躍に期待した。
友利さんは父から「勉強して得た知識だけは誰にも盗まれない。それは大きな財産になる。どんな時でも勉強しなさい」と金言を受けていたという。
高校2年までは弁護士を目指していたが、病気を患って女性医師と出会ったことで医学の道を志した。大学1年時には勉強について行けず、留年ギリギリだったことを明かし、恩師の温情と期待に応えようと猛勉強したことを紹介した。
会場からは「勉強で辛いことがある時、どのように乗り越えるのか」と質問が上がり、友利さんは「短い期間でちょっと頑張れば達成できる目標を作ること。達成したら自分にほうびをあげる。それをコツコツ続けて最終的な目標に到達してほしい」と助言を送った。
友利さんは、東京女子医科大学卒。同大学病院の内科勤務を経て皮膚科へ転科した。また、2004年には準ミス日本に選ばれた。テレビや雑誌など各メディアで活躍。美容や健康に関する著著も多数ある。