04/26
2024
Fri
旧暦:3月17日 先勝 己 
教育・文化
2020年1月24日(金)8:56

集落に「ホーイホイ」/上野野原サティパロウ

子どもたちが厄払い


パーントゥを先頭に集落内を歩いて厄を払った=23日、上野の野原集落

パーントゥを先頭に集落内を歩いて厄を払った=23日、上野の野原集落

 ユネスコ無形文化遺産に登録された国指定の重要無形民俗文化財「上野野原のサティパロウ(里はらい)」が23日、同地区で行われた。パーントゥの仮面をかぶった男の子を先頭に、地元の女性らが集落内を歩いて「ホーイホイ」と厄を払った。

 旧暦12月の最後の丑(うし)の日に執り行われるサティパロウ。起源は定かではないが、野原集落に古くから伝わる行事だ。

 午後6時ごろ、女性が指定の場所に集まって準備を始め慣れた手つきでクロツグとセンニンソウを腰と頭に巻いた。

 パーントゥとなる男の子が到着すると仮面を持たせて出発。この日のパーントゥは上野小3年の砂川來輝君。仮面をかぶって先頭を歩き「ホーイホイ」と厄を払ったほか、交差点ではパーントゥを中心に円をつくって清めた。

 集落の外れまで歩くとクロツグとセンニンソウを取り、一カ所にまとめて祈りをささげて伝統のサティパロウを終えた。

 初めてパーントゥを務めた砂川君は「仮面を付けていたので少し歩きにくかったけど、楽しかった」と笑顔で話した。

 大人になってからは初めての参加となった砂川君の母・みさとさん(32)は「今回は息子がパーントゥなので参加した。記念に残るサティパロウになった」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!