03/28
2024
Thu
旧暦:2月19日 友引 辛 
社会・全般
2020年2月5日(水)8:58

火災現場を初公開/首里城

5日から撤去準備を開始


首里城正殿のあった「御庭」などが報道陣に初公開された=4日、首里城公園

首里城正殿のあった「御庭」などが報道陣に初公開された=4日、首里城公園

 【那覇支社】沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所、県土木建築部、沖縄美ら島財団は4日、これまで立ち入りが禁止されていた首里城御庭の正殿跡や、書院・鎖之間庭園などの火災現場を報道陣に初公開した。1月29日に県警による捜査の現場立ち入り制限が解除されたため、報道陣への公開に踏み切った。沖縄記念公園事務所の鈴木武彦事務所長によると、5日から、焼け落ちた瓦の撤去、回収の準備作業に取り掛かり、2月下旬には、がれきなどの撤去作業を開始する予定。城郭内の「遺溝」の一般公開をゴールデンウイークに目指したい考えだ。


 また、作業状況をみながら、外壁が焼け残った「北殿」「南殿」「黄金御殿(くがにうどぅん)」「寄満(ゆいんち)」の主要4棟の取り壊しを進める。

 報道陣に公開された火災現場は、正殿は跡形もなく消え去り、主要施設の4棟も外壁を残して崩れ落ちそうな様相を呈していた。瓦などのがれきが集められている場所もあるが、焦げた柱やがれきが散乱し、猛火の激しさを漂わせていた。正殿正面に焼け残った「大龍柱」は、裏側にひび割れが見られ、変色した状態になっていた。

 報道陣から質問を受けた鈴木事務所長は「何とかゴールデンウイークまでには、『遺溝』を中心に安全確保を図りつつ、一般に公開したい。2月下旬から本格的な瓦などの撤去作業を行うが、その準備段階として、5日から学芸員による作業準備に取り掛かる」と説明した。

 また、火災による被害のなかった「東(あがり)のアザナ」までの区間公開について、鈴木事務所長は、「監視カメラなどのユーティリティーが機能していないことが判明している。安全確保がとれた状態での公開になるので、これらの安全機能施設の復旧も急ぎたい」と述べた。


カテゴリー一覧

観光関係

2024年3月24日(日)8:59
8:59

きれいな前浜宣言へ

海びらき向けビーチ清掃/宮古島観光協   宮古島観光協会(吉井良介会長)は23日、与那覇前浜ビーチで31日に開催する「2024海族まつり・第46回サンゴの楽園未来まで集まれ遊ぼう宮古島の海びらき」に向けてビーチクリーンアップ活動を同ビーチで行った。会…

2024年2月22日(木)8:59
8:59

市に地域創生金賞/楽天トラベルアワード

市長「知名度さらに」/2宿泊施設も高評価   楽天グループが運営する旅行予約サービス「楽天トラベル」はこのほど、国内の登録宿泊施設や自治体を表彰する「楽天トラベルアワード2023」を発表した。宮古島市が「楽天トラベル地域創生賞ゴールドアワード」を受賞…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!