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政治・行政 社会・全般
2020年2月16日(日)9:00

総合体育館建設で要望書/下地市長

初来島の衛藤大臣に/23年完成へ支援求める


市総合体育館建設の要望書を衛藤沖縄担当相(右)に手渡す下地市長(中央)。左は伊良皆光夫村長=15日、上野のリゾートホテル

市総合体育館建設の要望書を衛藤沖縄担当相(右)に手渡す下地市長(中央)。左は伊良皆光夫村長=15日、上野のリゾートホテル

 下地敏彦市長は15日、視察のため就任後初来島した衛藤晟一沖縄担当相に複合型スポーツ振興・人材育成拠点施設(市総合体育館)の建設について要望書を手渡した。総合体育館の建て替えに向けては今年度の補正予算で調査費が計上され、動き出しているが衛藤担当相に継続支援を求めた。市は今年度で基本構想、計画をまとめ、新年度から基本設計に着手し、2023年の完成を目指す。内閣府、防衛省の補助金を活用し総事業費は現段階で45億円を見込んでいる。

 現在の総合体育館は1984年に建設され、36年が経過し、老朽化が進んでいる。2003年の台風14号で屋根部分が損壊。補修工事を施したがその後は台風や大雨で雨漏りするようになり防水工事を重ねてきた。19年9月の台風13号の襲来で屋根の一部が吹き飛び穴が開いた。屋根は補修したがフロアの中央部分の床が波打っており使用できない状況が続いている。

 衛藤担当相は総合体育館で市の担当職員から概況を聞き、今後の事業計画について説明を受けた。要望書の手交は宮古市村会との懇談の場で行われた。衛藤担当相は「台風被害の総合体育館を視察したが、(視察順の)1番目に設定されているということで、皆さんの気持ちは理解できた」と話した。

 要望書では「市のスポーツ振興の拠点施設である総合体育館は築35年以上がたち老朽化が進み、毎年のように台風被害が発生し、持続的な使用が大きな課題となっている。施設規模・機能両面で、より強化した国際大会の開催や人材育成に活用できる新たな拠点的スポーツ振興施設の整備が必要。引き続き支援を」と求めた。

 要望書ではほかに市は過疎地域自立促進特別措置法の特例継続、多良間村は農業水源とかんがい施設整備促進を求めた。

 東京からの直行便で宮古入りした衛藤担当相は市総合体育館をはじめJTAドーム宮古島、地下ダム資料館、市海業センター、野菜ランドみやこ、多機能型福祉施設みやくるる、平良港、伊良部大橋、伊良部大橋橋詰め広場、下地島空港を順に視察し、同日夕、石垣市へ向かった。


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