04/25
2024
Thu
旧暦:3月17日 先勝 己 
産業・経済
2020年3月6日(金)8:59

宮古BP収穫始まる/かぎすま宮古

今期80㌧見込む/健康食品や化粧品に使用


収穫された宮古BPを洗浄する作業員=5日、かぎすま宮古の工場

収穫された宮古BPを洗浄する作業員=5日、かぎすま宮古の工場

 かぎすま宮古(吉田八束代表)によるタチアワユキセンダングサ「宮古ビデンス・ピローサ(BP)」の収穫が5日、城辺地区の畑で始まった。同社と契約している生産農家らが鎌で宮古BPの刈り取りを行った。この日は雨天の中、2カ所の畑で約350㌔を収穫した。収穫された宮古BPは同社の工場に運ばれ、作業員たちによって加工され、出荷される。今期は80㌧の収穫を見込んでいる。



 宮古BPは、農薬や化学肥料などを一切使わず、畑を管理し、安全性に気を配って製造されている。健康食品や化粧品として使われていて、機能性表示商品として消費者庁から受理されている。

 同社などで構成する「むさしのイミュニティーグループ」は市がエコな取り組みを評価するエコアクション・カンパニー認定制度でシルバースターに認定された。

 また、宮古BPのエキス粉末が難病である「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の進行を抑制する効果があることをこのほど、日本大学が研究で実証したと発表した。

 同大学によると神経疾患の病態解明のほか、その予防薬や治療薬の開発につながる可能性もあるという。

 仲間真司工場長代理は「畑の栽培面積は毎年、伸び続けている。宮古BPは品質や効能についてもまだ、未知の領域があると思う」と期待した。

 生産農家の立津明春さんは「昨年から宮古BPの栽培を始めたが、キビより反収(10㌃当たり収量)が良かったので手応えを感じた。今年は畑を40㌃に広げた」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!