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産業・経済
2020年3月10日(火)8:59

総代金、前期比1億円減/多良間村製糖キビ搬入終了

高品質も減産大きく影響


19-20年産のサトウキビ搬入を終了した=8日、多良間村製糖工場

19-20年産のサトウキビ搬入を終了した=8日、多良間村製糖工場

 【多良間】多良間村製糖工場(来間春誠工場長)の2019-20年産サトウキビの原料搬入が8日、終了した。搬入量は当初見込みを6000㌧下回る1万9087㌧だった。平均糖度は15・20度の高品質。トン当たりの農家平均手取り額は2万3135円だった。生産農家に支払われる総代金は4億4157万円となり、前期比で1億円(2割)の減となった。高品質も減産が大きく影響した。

 糖度区分別構成比で見ると、基準以上(14・4度以上)の81・73%、基準糖度帯(13・1~14・3度)は16・19%、基準以下(13・0度以下)は2・08%となった。最高糖度は18・30度、最低糖度は11・90度だった。

 平均糖度は前期比で1・01度上回り、トン当たりの農家平均手取り額は同比で1137円増えた。

 指定管理者となる宮古製糖の安村勇社長は「農家の皆さんの日頃からの肥培管理が良く、品質も良かった。県内8市町村の中でも多良間島が1番の品質であると評価を受けている。来期操業も良い品質で、多良間島ブランドの黒糖を守っていきたい」と語った。減産については「全体的に減産であるが、原因は分からない。原因調査を関係機関と進めたい」としている。

 来間工場長は「今期製糖は当初見込みより減産になったが、品質面においては糖度が12年ぶりに15度超となった。今期操業は職員の努力が実って安定操業、無事故無災害で安全に終了することができた。関係者に感謝申し上げたい」と話した。

 今期操業は90日。新工場となり2年目だったが、大きなトラブルや雨天の影響も少なく、予定していた110日より早く終了した。


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