05/15
2025
Thu
旧暦:4月17日 友引 癸 
産業・経済
2020年3月24日(火)8:55

海ぶどう養殖施設開所/狩俣協同組合

年間48㌧生産目指す


青々と育つ海ブドウの状況を確認する根間代表理事=23日、平良狩俣の「海ぶどう養殖施設」

青々と育つ海ブドウの状況を確認する根間代表理事=23日、平良狩俣の「海ぶどう養殖施設」

 かりまたグリーンキャビア協同組合(根間保代表理事、会員5経営体)が運営する「海ぶどう養殖施設」が23日、オープンし、本格的に生産が始動した。祝賀会では関係者が集い、盛大に祝うとともに今後の発展に期待を込めた。地下海水をくみ上げて養殖するのが大きな特徴。

 この施設の建設は、狩俣出身の若者が故郷に戻った際に、子育てできる新たな収入源となるよう、雇用の場としての狙いがある。

 本格生産の開始により、年間48㌧の生産量を目標に掲げ、一経営体が年収1000万円を目指す。

 従来、養殖水槽は55基を設置していた。昨年8月に80基増設の工事に着手。23日までに80基が完成したことから、合計135基となり、生産量は倍増した。

 地下海水の水温は養殖に適温の24度。照度管理による水温調整も可能とされる。海ブドウは適温の効果で1カ月で収穫できる。

 宮古島の特産品として知られる「海ぶどう」の正式名はクビレズタ。緑色の粒々の形と口の中でプチプチに弾ける食感からグリーンキャビアとも呼ばれる。

 祝賀会で、根間代表理事は「施設が充実したことで、5人の生産者(5経営体)の収入は増える。年収目標は1000万円だ」と明るい展望を述べた。

 同組合の西里喜明監事、狩俣自治会の池間豊会長が祝辞を述べた。

 「海ぶどう養殖施設」は、狩俣西の浜ビーチの陸側にある雪塩ミュージアム(雪塩製塩所)北側に位置する。池間大橋に向かう途中の県道左側に見える。

 問い合わせは、同組合(電話74・6230)まで。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月14日(水)9:00
9:00

「魅力的観光地の地位確立」

入域観光客数過去最高で見解/市長定例会見   嘉数登市長は13日、市役所で定例記者会見を開き、2024年度入域観光客数(推計値)が119万3000人となり、過去最高を更新(既報)したことを踏まえ「本市が国内外から注目される魅力的な観光地として地位を確…

2025年5月7日(水)9:00
9:00

思い出と共に帰路へ/宮古空港

連休最終日Uターンで混雑   最大11連休となった今年の大型連休は6日、最終日を迎え、宮古空港はUターンラッシュのピークとなった。南国の自然を満喫した観光客や里帰りでのんびりした時間を過ごした人たちが、大きな荷物と思い出を土産に「また遊びに来たい」な…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!