06/14
2025
Sat
旧暦:5月19日 大安 甲 
社会・全般
2020年7月23日(木)8:59

TACO 空港に設置

来島者の健康相談対応/県、コロナ水際対策を強化


4月に設置されたサーモグラフィーカメラの場所に併設されたTACO宮古分室=22日、宮古空港到着ロビー

4月に設置されたサーモグラフィーカメラの場所に併設されたTACO宮古分室=22日、宮古空港到着ロビー

 新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて県は22日、来島者の健康相談などに対応する旅行者専用相談センター沖縄(TACO)の分室を宮古空港に設置した。事務員2人と車1台が用意され、発熱者が確認された場合、その人の意向を確認した上で、用意した車で空港から病院につなげることが可能になったほか、病院ではPCR検査も受けられるなど、これまでよりもサポート体制を充実。水際対策を強化した。

 これまで県は、今年4月に同空港に、体温を測定するサーモグラフィーカメラを設置。基準値以上の体温が測定された人には相談窓口である保健所の連絡先や体調不良時の対応などが記されたチラシを配布して、意識の啓発、注意喚起を行っていた。

 今回の分室設置について県は「今後は発熱があった場合、分室のスタッフが声を掛けて、希望があれば診察を受けるために病院まで連れて行くことが可能になった。そのための車も用意した」と説明した。

 さらに「本人の同意が必要なのはこれまでと同じだが、発熱者をきちんと病院までつなげるサポート体制を構築したことが大きい。必要となれば当然PCR検査も受けられる」と話した。

 同分室は、すでに到着ロビーに設置されているサーモグラフィーカメラの場所に併設された。

 テーブルといすが設けられ、テーブルには、体調不良時の対応等について呼び掛ける県のチラシや、発熱が感知された人用の記入用紙などが用意されている。

 県によると、TACO宮古分室は本来看護師1人、事務員1人が常駐する体制だが、現状は看護師が確保できていないため、当面は事務員2人で対応するとしている。

 そのほか、同分室は来年3月まで設置を予定している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年6月4日(水)9:00
9:00

8月就航を市に報告/台北-下地島

スターラックス航空日本支社長   台北(桃園)-宮古(下地島)線を8月22日から就航させる、スターラックス航空日本支社の王雲翔支社長は3日、下地島エアポートマネジメントの鶴見弘一社長らと共に市役所を訪れた。砂川朗副市長に就航を報告し、台湾と宮古島、双…

2025年5月29日(木)9:00
9:00

24年度旅客数、過去最高に/下地島空港

年間49万6000人が利用/前年度実績を17%上回る   第20回下地島空港活性化協議会(会長・嘉数登市長)が28日、市役所で開かれた。同空港や宮古圏域の活性化に向けた施策の協議や同空港の現況などについて意見交換などが行われた。下地島空港の現況では2…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!