きょうから実証運行/宮古島ループバス
宮古本島の一周道路を使用して観光名所を巡る宮古島ループバスの実証運行がきょう25日から始まる。実証期間中、市民は1人1000円で乗り放題。観光客は1日1000円で利用できる。実証運行は来年1月31日まで実施される。
バスの主要ルートは北海岸線と南海岸線。島の一周道路を使って市熱帯植物園や主要ビーチ、ホテル等を回る。市街地は▽宮古空港▽市役所▽市公設市場▽マティダ市民劇場-など。内回りと外回りがあって双方向分間隔で運行する計画になっている。
利用を希望する市民は、事前登録用ウェブサイトで顔情報の仮登録を済ませ、事業に参加する宮古協栄バス、八千代バス・タクシー、中央交通で本登録して1000円を払う。子ども(3歳から小学生)は500円で3歳未満は無料となる。
ループバス事業は、市と地元バス会社、総合商社「双日」等によるもので、3カ月間運行して将来のバス交通利用の促進につなげる考えだ。新型コロナウイルス感染症対策としてバスに顔認証システムを搭載し、キャッシュレスにも対応する。
運行を前日に控えた24日、バスには「宮古島ループバス」のステッカーが張られていたほか、市内各地には停留所が設置されるなど準備が整っていた。