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産業・経済
2011年1月21日(金)9:00

子牛1頭平均34万2000円/多良間初競り

前年比7万3000円高


一番牛は下地村長が上場し44万円台の高値が付いて市場内は活気づいた=19日、JAおきなわ多良間家畜市場

一番牛は下地村長が上場し44万円台の高値が付いて市場内は活気づいた=19日、JAおきなわ多良間家畜市場

 【多良間】JAおきなわ多良間家畜市場の2011年肉用牛初競りが19日、同市場で開かれた。子牛1頭平均価格は34万2323円と前年同月に比べ7万3403円高。前月と比べても1万5963円高と幸先の良いスタートを切った。総販売額は4599万円。初競り式典には多くの関係者が集い、高値取引を祈願しながら畜産振興に伴う多良間村の発展に期待を込めた。


 式典の中でJAおきなわ農業事業本部の長濱哲夫常務理事は「今年も良い値で取引ができるよう祈願する」などと述べ、畜産振興に向けた関係機関の一層の協力を求めた。

 下地昌明村長は「昨年は口蹄疫関係で畜産農家にとっては厳しい1年になった。初競りが盛況に開催され、高値取引の良い1年になることを願う」と初競りの価格に期待した。

 この後2011年の競りがスタート。一番牛は下地村長が引いて上場され、44万2000円の値が付いて市場が活気づいた。

 最終的な子牛1頭平均価格は34万円台となり、平均キロ単価は1503円だった。性別の1頭平均価格は去勢が37万2579円、雌は29万5776円。成牛を含めた全体の1頭平均価格は31万2857円となった。

 去勢の体重別平均価格をみると200~249㌔が37万1057円、250~299㌔が41万4225円、300~349㌔は41万6325円だった。


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