南国マーケットが優秀賞
市長に報告 県産海ブドウ品評会
2月に行われた2020年度県産海ブドウ品評会(主催・県海ぶどう生産者協議会)で高野海ブドウ生産組合の南国マーケット(岩佐敏弘代表)が優秀賞(県農林水産部長賞)を受賞した。岩佐さんは「海ブドウを養殖していて、これまで評価されるということがなかった。品評会で優秀賞を受賞してうれしく思う。励みになる。先輩方や市水産課の皆さんのアドバイスがあったからこその受賞。今後はレシピを添えて、宮古島の海ブドウを全国に発信していきたい」と話した。
9日、市役所で報告会があり、座喜味一幸市長は試食し、「おいしい」と絶賛。販路について「県物産公社を利用して、アジアに広げてはどうか」と提案した。
岩佐さんは陸上養殖を始めて3年。出荷量は天候に左右されるが、年間6~10㌧。海ブドウは種付けから収穫まで夏場は20日程度、冬場は60日かかる場合もあるという。岩佐さんは「陸上養殖が始まって歴史が浅いので分からない部分も多い。今後は海ブドウを食べたことのない人も多いと思うのでレシピを併せて発信していきたい」と話した。
品評会には県内16事業者が出品し、最優秀賞1事業者、優秀賞2事業者が選ばれた。表彰式は3月16日に県庁で行われた。