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政治・行政
2021年4月11日(日)9:00

新人古謝氏が出馬表明/多良間村長選

刷新、開かれた村政強調/行財政改革など8政策示す


当選に向けガンバロー三唱で気勢を上げた=10日、塩川の塩川集落センター

当選に向けガンバロー三唱で気勢を上げた=10日、塩川の塩川集落センター

 【多良間】元村職員で税務会計課長兼会計管理者だった古謝政一氏(62)は10日、同村塩川にある塩川集落センターで会見し、任期満了に伴う村長選(6月15日告示、20日投開票)に出馬すると表明した。古謝氏は「村民の命と暮らしを第一に村民不在の行政から村民に開かれた村政へ」を基本理念とし、八つの基本政策を掲げ「村政刷新、村民が主役の村づくり」を強調した。後援会長には野原忠彦氏が就いた。

 古謝氏は「土地改良事業、仲筋の土原ウガン、塩川のぴぃとうまたウガンの整備、水納島の海岸漂着物回収事業」など32年間の行政経験を強調するとともに、「村は大きな問題を抱えている。多良間製糖工場建設に係る裁判問題ではすでに村民の税金1億円が支払われている。村の税収は年間8700万円となっており、これは大きな損失だ」と指摘。

 「独断ともいえる行政運営で村民に大きな負担を強いている。通常の業務対応をすれば公共工事でこのような裁判はない。閉塞(へいそく)した村政を刷新し、開かれた村政を誕生させよう」と訴えた。

 続いて後援会長の野原氏が「村政を刷新し、多良間を変えるという古謝さんの多良間島を思う強い決意を感じる。村民の声を大切にし、住みたい島にしてもらいたい。そのためには古謝さんが最適任。多良間島に新しい風を起こそう」とあいさつした。

 会場には村議会の森山実夫議長をはじめ5月に行われる村議会議員選挙の出馬予定者、兼浜朝徳元村長らも駆け付け激励した。最後は羽地隆憲後援会副会長の音頭で、古謝氏の当選を願い力強く「ガンバロー三唱」を行った。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から支持者の参加は制限した。

 【基本政策】①新型コロナウイルス感染防止対策②村民所得の向上③農業・畜産業・水産業の振興④観光産業の振興⑤教育文化の振興⑥保険、福祉サービスの充実⑦行財政改革の推進⑧伝統文化の継承。

 古謝 政一(こじゃ・せいいち)1959(昭和34)年4月3日生まれ。62歳。多良間村仲筋出身。幾徳工業大卒業。88年に村役場採用。観光振興課長や税務会計課長兼会計管理者を歴任し2020年3月に定年退職。


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