トウガン2000個完売/とうがんの日キャンペーン
消費拡大へ1個100円で販売
トウガンの魅力を広く市民にアピールし、地産地消と消費拡大につなげる「とうがんの日」キャンペーン(主催・同実行委)が10日、JAファーマーズマーケットあたらす市場で開かれた。即売会では1個100円のトウガンを買い求めようと、販売開始前から市民らが詰め掛けて長蛇の列となり、準備した2000個はあっという間に完売した。
午前9時の販売開始と同時に、訪れた人たちはできるだけ大きく、形の良いものを購入しようと山積みされたトウガンの中から気に入った商品を買い求めていた。購入できるのは、1人2玉までで、今回は1・8~2㌔のトウガン約2000玉が準備されたが、40分程度で完売となった。
あたらす市場の会場では、17㌔の大きなトウガン5~6個が山積みされた中に隠されており、それを見つけた買い物客は大喜びだった。
約17㌔の大きなトウガンを購入した仲宗根シゲさん(75)は「最初からこの大きさのトウガンを狙っていたので購入できてうれしい。鶏肉、豚肉など何の料理にも合うトウガンは大好き」と話した。どんな料理にして食べるのかについては「煮付けもおいしいけど、やっぱり新鮮なうちにソーキ汁にして食べたいね」と笑顔になった。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、例年実施してきたイベントセレモニーは今年も中止。さらに、昨年に引き続き3密防止の観点から、同市場だけでなくAコープ店舗(城辺店、下地店、上野店、佐良浜店)でも販売された。
トウガンの沖縄方言「シブイ」の4と、「トウガン」の10の語呂合わせから4月10日は「とうがんの日」。県経済連が1998年に制定した。