8割超が2回目終了/多良間村
16歳以上ワクチン接種率
【多良間】村によると村内の16歳以上で新型コロナウイルスワクチンの2回目の接種を終えたのは759人で対象者941人の80・6%となったことが6日、分かった。対象者の中には住民票を残したまま島外の高校や大学、介護施設に入所してる人たちも含まれており、島内在住の希望者の接種はさらに高い接種率となる。12歳以上16歳未満の希望者へのワクチン接種は8月中(夏休み期間)を予定している。
ワクチン接種の対象となる65歳以上は351人で2回目まで終了しているのは319人(90・8%)。16~64歳は590人で終了しているのは440人(74・5%)となっている。進学や仕事で島外にいる人、新たに希望する人たちへの接種については12歳以上を対象とした集団接種で対応する予定。
2回目の接種を終えた石原颯矢さん(28)は「副反応は怖いが、今後の活動の範囲が広がるなどメリットはあると思う。接種することに意味があると考えている」と話した。
多良間診療所の山中裕介医師は、「ワクチン接種するだけでは現時点では不十分」とした上で、引き続き▽3密を避ける▽不要不急の流行地への渡航は避ける▽流行地からの親族の帰島は時期をずらす▽会食などは同居する家族単位にする―を強調し、「今しばらく守って行動してほしい」と呼び掛けた。
村住民福祉課では、基本的な感染対策(手指消毒・うがい・マスク着用など)を引き続き徹底するよう村民に協力を求めている