ループバス実証運行開始/北小前~吉野海岸結ぶ
停留所、時間など便利に/第2弾9月5日まで
市による市バス交通利用促進実証委託業務である「宮古島ループバス」の実証運行第2弾が12日からスタート。初日から観光客らが利用していた。今回は北小学校前から吉野海岸までを結ぶルートで、商業施設やホテル、空港、来間島、東平安名崎などに停留する。期間は9月5日まで。
前回は2020年10月から21年1月まで実施された同実証運行。総合商社の双日が全体統括と事業性検証などを担い、宮古協栄バス、八千代バス・タクシー、中央交通のバス会社3社が共同運行を行う。
前回運行時のアンケートを踏まえ、ルートや停留所、運行開始時間の見直しなどを実施。市役所前停留所などから伊良部島や池間島行きの路線バスへの乗り継ぎが可能となっている。
北小前発と吉野海岸発の便があり、北小前発は1日6便、吉野海岸発は1日7便が運行する。
運賃は市民の場合、実証運行期間中乗り放題で大人1000円、子ども500円、3歳未満無料。乗り放題利用には顔情報等の事前登録が必要となる。市民以外の大人運賃は、1回乗車券500円、1日乗車券1000円、2日乗車券2000円、3日乗車券3000円。乗車券はスマートフォンで事前に購入することができるほか、乗車時に現金で支払うこともできる。
観光のため大阪から来島している65歳の女性は、インターネットでループバスのことを知り、運行初日に来間島や東平安名崎へ行くために北小前から乗車した。「料金が安いので利用したいと思った。ホームページではスマートフォンでの乗車券購入方法が掲載されていたが、できない人もいると思うので、バスの中で支払えることも、もっとPRした方が良いと思う」と語った。
運行情報や時刻表、乗車券購入方法などは宮古島ループバスのホームページ(https://miyakoislandbus.com/)で確認できる。