04/20
2024
Sat
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
社会・全般
2021年7月25日(日)9:00

暴風警報 異例の79時間/台風6号

速度遅く複雑な動き/最大瞬間 下地島で38・6㍍観測


強風にあおられて傾いた道路標識=24日、平良東仲宗根添

強風にあおられて傾いた道路標識=24日、平良東仲宗根添

 大型で強い台風6号は24日、宮古島の東海上を北上した。宮古島地方は同日昼ごろに暴風域を抜け、午後1時22分に暴風警報が解除された。台風は進行速度が遅く、進路が定まらないこともあり、暴風警報は79時間に及ぶ異例の長さとなった。消防によると24日午後にけが人が1人発生した。

 台風は24日午後3時には久米島の西北西約260㌔にあって、ゆっくりとした時速15㌔の速さで北北西へ進んだ。中心気圧は950ヘクトパスカル。25日午後3時には、勢力を弱めながら東シナ海を時速15㌔の速さで北西へ進む見込み。

 降り始めからの雨量は▽城辺175・5㍉▽宮古島(下里)141・0㍉▽宮古空港138・5㍉▽下地島空港91・5㍉▽多良間空港75・0㍉─だった。

 最大瞬間風速は下地島空港で38・6㍍(23日午前8時37分)を観測した。

 暴風警報の解除を受けて、市は市内全域に発令していた避難指示を解除。市内7カ所すべての避難所を閉鎖した。

 市消防署によると、けがをしたのは下地に住む80代女性。24日午後1時ごろに風にあおられて転倒し、左足を負傷して病院に搬送された。

 海、空の便は24日も混乱した。空の便は午前を中心に欠航となったが、午後からは一部再開した。

 台風は沖縄地方に接近してからは迷走した。速度がゆっくりや停滞となり、暴風の影響時間が長くなった。宮古島地方気象台も「過去最長かは調べないと分からないが、こんなに長いのは記憶にない」としている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!