平良中が九州で金/吹奏楽コンで宮古初
部長「宝物のような遠征」
第66回九州吹奏楽コンクール(主催・九州吹奏楽連盟)の中学生の部が21日、福岡サンパレスホテルで行われ平良中学校吹奏楽部が金賞を受賞した。生徒たちは23日帰島。宮古空港では保護者や学校関係者が横断幕を掲げて出迎えた。同校によると、九州大会金賞(アンサンブルなどを除く)は宮古からは小中高校を含めても初めてだという。
同コンテストは九州の各県から選ばれた28校が出場し、11校が金賞に選ばれた。空港には多くの保護者が駆け付け、生徒らが到着ゲートから出てくると大きな拍手で迎え、生徒たちをたたえた。
顧問の下地健作教諭は「生徒たちの頑張りが素晴らしい結果を残してくれた。日ごろから保護者や職員、地域の人たち、吹奏楽の関係者がバックアップしてくれた」と感謝した。
久貝恵玲奈部長(3年)は「先生や先輩、保護者の支援で宝物のような遠征を経験できた。12分間という演奏を長い時間をかけて練習してきた。今回で3年生は最後になったが1、2年生の練習をよく見てくれた。平良中吹奏楽部は日本一です」とあいさつした。
宮國幸夫校長は「コロナ禍で短い練習時間だったが、日々の努力で素晴らしい成果を出してくれた。3年生は次のステップへ。1、2年生は先輩の伝統を受け継いで頑張ってほしい」と激励した。