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イベント スポーツ
2011年4月25日(月)0:25

河原3年ぶり2度目V/日本勢、男女ともに奪還

1213人が完走、完走率90・1%


3年ぶり2度目の優勝を果たした河原勇人=24日、市陸上競技場

3年ぶり2度目の優勝を果たした河原勇人=24日、市陸上競技場

 第27回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市など)は24日、池間島、来間島を含む宮古全域をコースとしたスイム(3㌔)、バイク(155㌔)、ラン(42・195㌔)で競われ、河原勇人(33)=東京都=が総合タイム7時間45分47秒で3年ぶり2度目の優勝を果たした。


女子は塩野絵美(31)=東京都=が5年ぶり2度目の制覇。日本人選手が男女とも優勝を制した。大会には国内外から1345人が出場。制限時間内(13時間30分)にゴールした選手は1213人で、完走率は90・1%だった。


今大会は、「国民は一つ、復興に向けて被災地へ愛の手を」を掲げ、東日本大震災の復興支援に位置付け。ゴールの市陸上競技場には、選手たちと市民らが早期復興を願う横断幕を広げながら「ワイドー日本、ワイドー東北」の掛け声でフィニッシュする光景が見られた。


 今大会には、海外16カ国・地域から75人、県外から1186人、沖縄本島132人、宮古89人の計1482人がエントリしたが、当日の最終出場者数は1345人だった。

 大会は、競技実施検討委員会が同日午前6時15分に「全てにおいて開催条件を満たしている」と判断。大会長の下地敏彦市長が「開始宣言」し同7時、スターターに選ばれた喜屋武盛吉・ヒデさん夫妻のピストルの合図で競技が始まった。

 最初の種目スイムでは戦前の予想通り、前回の覇者、ウルフガング・グエンベル(カナダ)が序盤から抜け出し、バイクでもトップをキープしたが、ランで失速。11位でのランスタートから10人抜きの怒濤の走りを見せた河原が総合優勝を果たした。


 2位は桑原寛次(30)=沖縄県、3位は松丸真幸(36)=茨城県=だった。

  

女子は塩野5年ぶり制す


5年ぶり2度目の優勝を果たした塩野絵美

5年ぶり2度目の優勝を果たした塩野絵美

 一方女子は、9回目の出場となる塩野絵美がスイム、バイク、ラン3種目に安定した力を発揮。一度も首位を譲らず独走し、5年ぶりに1位でフィニッシュゲートをくぐった。前回優勝のタマラ・コズリナ=ウクライナ=が欠場しライバル不在の中での優勝だったが、日本人女子の第一人者をアピールした。

 2位は松丸浩巳(38)=茨城県、3位は武友麻衣(28)=福岡県=だった。


 3月11日に発生した東日本大震災の被災地から出場した選手たちも、地元の復興を胸に秘め懸命にゴールを目指した。市陸上競技場では、選手と地元の人たちが一緒になってゴールイン。スタンドからは「ワイドー日本」「ワイドー東北」の掛け声がアナウンスされるなど、復興支援を前面に打ち出した。

 沿道には5500人のボランティアが「ワイドー、ワイドー」の声援で選手たちの力走を後押し。コース沿いには地元の人たちが郷土芸能を披露したり、子どもたちがエイドステーションで飲料水や食べ物を手渡すなど、いつもながらの島を挙げての応援風景が広がった。

 今大会は当初、東日本大震災の被災地に配慮し、「中止」という声が上がったが「各方面から開催を望む声が多く」(実行委)、実行委員会で慎重な検討を重ねた結果、今大会を復興支援の目的に掲げ開催に踏み切った。

 この日の宮古島地方(午前7時現在)の天候は快晴、気温17度、湿度73%、東の風1・3㍍、波の高さは2㍍だった。


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