04/20
2024
Sat
旧暦:3月12日 友引 甲 
政治・行政 社会・全般
2011年6月14日(火)9:00

辺野古V字型を伝達/北沢防衛相

仲井真知事「遺憾で残念」


北沢防衛相(左手前)が普天間辺野古移設滑走路V字型を仲井真知事に正式伝達した=13日、県庁知事応接室

北沢防衛相(左手前)が普天間辺野古移設滑走路V字型を仲井真知事に正式伝達した=13日、県庁知事応接室

 【那覇支社】北沢俊美防衛相は13日、仲井真弘多知事と県庁で会談した。21日に開催予定の外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、米軍普天間飛行場の移設先を名護市辺野古とし、代替施設の滑走路形状をV字形と決めることや、普天間への垂直離着陸機MV22オスプレイ配備が米側から伝達されたことなどを正式に伝えた。これに仲井真弘多知事は「誠に遺憾で残念だ」と反発した。


 在日米軍再編ロードマップに記された2014年までの同基地移設期限について北沢氏は「現実的に困難だ」として2プラス2で正式に撤回する考えを示したが、「普天間の固定化に直結する危険もあるので、『できる限り早い実現を図る』との内容で今、調整している」と説明した。

 仲井真知事は同基地の辺野古移設について、「日米両政府が決めても住民の納得がないと進められない」と県外移設を改めて強調。「他府県への移設に取り組んでほしい。その方が早い」と主張した。またオスプレイ配備については、「地元は強烈な反対運動をしている。詳細なデータもない中では県も反対せざるを得ない」と強く反発した。

 北沢氏は沖縄の基地負担軽減策について、ホテル・ホテル訓練区域の一部返還を「全面返還で米側と折衝している」と述べ、グアムへの訓練移転も求めていく方針を示した。

 会談後、仲井真知事は「辺野古にこだわり過ぎだ。県外に移設した方が早いと思う。現実性のない絵空事だ」と述べ、同問題への政府対応を厳しく批判した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!