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産業・経済
2011年9月15日(木)9:00

下地、荷川取さん公社理事長賞/宮古地区畜産共進会

上位3頭、県出品候補に/雌牛26頭の改良成果競う


優良牛が一堂に並び厳正な審査を受けた共進会=14日、JAおきなわ宮古家畜市場

優良牛が一堂に並び厳正な審査を受けた共進会=14日、JAおきなわ宮古家畜市場

 宮古地区農業振興会(会長・下地敏彦市長)主催の2011年度宮古地区畜産共進会が14日、JAおきなわ宮古家畜市場で開催された。出場牛は、宮古島市と多良間村の共進会で選抜された美形の雌牛26頭(宮古23頭、多良間3頭)。審査は4部門について行い、その結果4頭が優秀賞に選ばれた。優秀賞の中でもより優れた牛に贈る県畜産振興基金公社理事長賞には、下地文男さん所有の「やすか号」と荷川取広明さんの「さわこ号」が輝いた。荷川取さんの牛は、4部門中2部門を制した。各部門の上位3頭は、11月に開催される県共進会出品候補牛のお墨付きも得た。


 同共進会は、和牛の改良に役立てる目的で開催している。

 主催者あいさつで下地会長は、昨年の宮古地区の肉用牛競り実績が約7600頭、金額にして24億9000万円と順調な成績を収めたのは、農家と関係者が購買者のニーズに合った牛の生産に努力を重ねてきたおかげと評価。今後とも育種価(遺伝能力)を活用した優良母牛への更新による肉質・増体兼備の子牛生産に力を注いでいくと、方針を示した。

 仲宗根盛和・県宮古農林水産振興センター所長は「宮古地区の8月期の子牛価格は、7月期より上昇した。これは、生産者をはじめ関係者の取り組みの成果」と敬意を表した。

 審査は慶留間智厚・県宮古農林水産振興センター家畜保健衛生課長を委員長に行い、体高や栄養度(太り過ぎていないか)や均称(体のバランス)などについてチェックした。

 結果は次の通り。(敬称略)
 【若雌の部第1類】優秀賞=下地文男(下地)やすか号=県畜産振興基金公社理事長賞▽1等1席=新里一志(上野)ようこ号▽1等2席=平良一夫(平良)やすかつ号▽2等1席=砂川勝栄(上野)しらゆり号▽2等2席=上地正則(多良間)きよこ号▽2等3席=荷川取広明(下地)はるつき5の5号

 【同第2類】優秀賞=荷川取広明(下地)ちづる5号=県農業共済組合連合会長賞▽1等1席=川根洋一(下地)ただこ号▽1等2席=与座明良(平良)ゆうむつ号▽2等1席=渡真利等(下地)たつひら号▽2等2席=大海(上野)せっちゃん号▽2等3席=喜屋武勇(平良)みみちゃん号

 【成雌の部第1類】優秀賞=宮城行雄(多良間)ゆりえ号=県家畜改良協会長賞▽1等1席=砂川健治(下地)やよい号▽1等2席=松原せつ子(城辺)ふくゆり号▽2等1席=荷川取広明(下地)さわこ1号▽2等2席=砂川初(城辺)くにゆき号▽2等3席=富盛豊正(上野)あずさ号

 【同第2類】優秀賞=荷川取広明(下地)さわこ号=県畜産振興基金公社理事長賞▽1等1席=新里一志(上野)ひとみ号▽1等2席=砂川健治(下地)てぃだの1号▽2等1席=平良景信(平良)はまゆう号▽2等2席=新城武男(城辺)みやひめの1号▽2等3席=伊山和吉(平良)ひまわり号


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