10/10
2024
Thu
旧暦:9月8日 仏滅 丁 
産業・経済
2011年11月11日(金)9:00

10月乗客33%増/那覇・宮古線

SKY参入で割安感追い風


 市建設部空港課のまとめによると、那覇-宮古線に就航する航空4社の10月の乗降客数は、前年同月と比べ2万5615人(33・1%)増の10万3018人となった。スカイマーク(SKY)の同路線就航から約2カ月。同社との競争に伴う格安運賃が追い風になったとみられる。


 航空各社の10月の那覇-宮古線の乗降客数は日本トランスオーシャン航空(JTA)が5万1609人(前年同月比6・1%増)、琉球エアーコミューター(RAC)が1610人(同比3・9%増)、全日本空輸(ANA)が2万1221人(同比22・2%減)、SKY2万8578人(全増)となった。

 JTAは増えた理由に、昨年と比べ台風の影響がなかったことを挙げる。格安運賃の効果については「分析中」としている。

 SKYの空港カウンターの職員は、「利用者の約6割は宮古か島外の一般客。約4割が観光客とみられる」と推測。特に早朝に来島し、観光して夕方の便に乗る日帰り客が多いという。

 東京から里帰りし9日帰路についた高橋文雄さん(55)は「今の運賃だったら宮古に来やすい」と話した。

 55歳のタクシー乗務員によると、空港から1日に運ぶ客は4~5組程度だったが「現在は6~7組に増えた」と話した。

 乗務員らによると、利用者の1割弱が観光客で宮古か島外からの一般客が9割以上を占めるという。

 航空関係者によると、東日本大震災以降、観光客は減り前年水準までには回復していない。このため、10月の増加分の多くは一般客とみられる。

 11月搭乗分の最安運賃は、JTAとANAが3600円(45日前までに購入、座席数制限)、SKYが2800円(21日前まで購入、座席数制限)。JTAとANAの最安運賃はSKY就航前の半額になった。

 巷では「タクシーと変わらない価格」との声を耳にするようになった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年9月21日(土)9:00
9:00

地域クリエイターに学ぶ/商工会議所

講師に中村、安田さん/新商品開発セミナー   宮古島商工会議所は19日、地域クリエイターと一緒に考える特産品ブラッシュアップ&新商品開発セミナーを同所で開催した。中村美樹さん(クリエイティブファクトリー・パパラギ)、安田澄江さん(ミヤコブライド)らが…

2024年9月17日(火)9:00
9:00

泡盛の消費拡大狙う/沖縄国税事務所プロモーション

台湾富裕層対象に/鍾乳洞見学や試飲会   沖縄国税事務所は16日、大型クルーズ船の寄港に合わせた泡盛の消費拡大プロモーションを宮古島で初開催した。クルーズ船の乗客38人が酒蔵バスツアーに参加。城辺砂川の多良川を訪れて泡盛を貯蔵している鍾乳洞を見学した…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!