観光、帰省客で入場者倍増/年末年始の「海中公園」
各航空会社の那覇-宮古間の運賃大幅値下げなどに伴い、年末年始の入域観光客数が増加し、宮古の観光地はにぎわいをみせた。市が運営する宮古島海中公園(前原新吉園長)では12月30日、悪天候にもかかわらず、観光客の入場が絶えず、多くの来場があった。施設の管理にあたっている職員によると連日、昨夏の2倍以上の入場者があるという。
同公園は昨年4月6日にプレオープンし、7月1日のグランドオープンから本格営業を開始した。夏場の観光シーズン時よりも年末年始に掛けての来場者が増加している。平日の来場者数は100人未満だが、12月28日以降、来場者数は連日200人を超えており、30日には250人の入場があった。
施設管理にあたっている根間和美さんによれば、「オープン間もない最盛期の300人には達していないが、夏場の平日よりも明らかに入場者数は増えている。観光客のほか、帰省客の入場が増加した理由なのではないか」と話した。
那覇市からの観光で、同施設を訪れた今泉真由美さん(34)は、「3年前、本土から那覇に移住したが、宮古島を訪れるのは初めて。友人を訪ねるため格安航空券を購入し、観光に来た。天気は悪いが、海は沖縄本島よりもずっときれいだ」と話していた。