策定に向け県と意見交換/沖縄21世紀ビジョン基本計画
宮古島市と多良間村
将来の沖縄のあるべき姿を描く「沖縄21世紀ビジョン基本計画(仮称)(案)」について県と宮古島市、多良間村との意見交換会が20日、宮古合同庁舎で行われた。県の担当者から同計画策定に向けたこれまでの取り組み状況や今後のスケジュールが示されたほか、2012年度に措置される沖縄振興一括交付金(仮称)についても説明された。
市の下地敏彦市長と多良間村の下地昌明村長のほか、両自治体の担当職員が参加し、県側の説明に聞き入った。
また、一部報道で県と8市町村によるワーキングチームで検討されている同交付金の配分方法についても意見が出された。
宮古島市からは、人口や面積だけでなく合併した自治体には特別な配分措置を求めた。
また、多良間村からはまずはそれぞれの自治体に対する均等配分を行った上で配分について試算することなどが要望として出された。
同基本計画については、今月末と3月に県振興審議会の会合で検討し、3月中旬に答申。4月以降に計画決定を予定していることが説明された。
21世紀ビジョンは、県民の参画と協働のもとに、将来(おおむね2030年)のあるべき沖縄の姿を描き、その実現に向けた取り組みの方向性と、県民や行政の役割などを明らかにする基本構想。沖縄の将来像の実現を図る県民一体となった取り組みや、これからの県政運営の基本的な指針となる。