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政治・行政
2012年1月28日(土)9:00

芋のスイーツに挑戦/かんしょプロジェクト

普及へクッキング教室/市農政課


若林さんの手ほどきを受けながらクッキングを頑張った参加者たち=27日、市下地保健福祉センター

若林さんの手ほどきを受けながらクッキングを頑張った参加者たち=27日、市下地保健福祉センター

 宮古島市農林水産部農政課が進める宮古島産かんしょプロジェクト推進事業の一環として27日、「宮古島産紫芋スイーツクッキングスクール」が開催された。講師は東京都在で、フランス大使賞を受賞したこともあるフランス料理家の若林昌英さん。芋のスイーツを試食した参加者らは「甘さと香り、とろける食感がいい。さすがにプロの味」と感嘆の様子だった。


 同教室は芋を使った料理やスイーツのメニューを増やし普及させることで、消費拡大や農家所得向上につなげる狙いで実施。生産農家や一般市民ら、約40人が参加した。

 農政課の赤嶺淳幸係長は「若林さんの料理は、1カ月前に予約を入れないと食べられない」と人気ぶりを紹介した。芋レシピの普及に向けては、教室を継続して開き、後押ししていく考えを示した。

 若林さんは「私は料理研究家で、料理を通して各村を活性化させようと動いている。宮古のためだったら何でもしてあげたい。恋人に対するのと同じ思いがある」と話した。

 レシピは「紫芋ビスキー」「紫芋のフェットチーネ風平面」「紫芋フィナンシェ」の3品。芋は、宮古島産のV4(別名・宮古紫)を使った。

 参加者らは、若林さんの手ほどきを受けながら、クッキングに懸命になった。やがて出来上がり、試食した参加者らは「おいしい」と、声を連発していた。


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