下地市長の3周年祝う/関係者集い激励会
県立公園天然ガス 事業の実現に期待
下地敏彦市長就任3周年激励会(主催・同実行委員会)が4日夜、JAおきなわ宮古地区本部で開かれた。下地市長はこれまでを振り返り「あっという間の3年間。無我夢中で宮古島をどうするか考えてきた」と述べた上で「残された1年をしっかりと頑張りたい」と抱負を語った。会には仲井真弘多知事や島尻安伊子参院議員、市議会与党議員団、市長を支持する市民らが多数参加し3周年を祝った。
宮古民謡協会による演奏と盛大な拍手に迎えられ下地市長らが入場。市議会与党議員団会長の下地明氏による開会のあいさつに続き、激励会実行委員長を務める下地義治宮古島商工会議所会頭が「今年は、3年前に立案してきた成果が問われる1年になる。市長の行動力を発揮すれば市は発展すると思う。一層の活躍を祈念したい」とあいさつ。
仲井真知事は県の事業として、県立公園の整備と天然ガスの試験探査と活用に向けた事業を宮古島で取り組む考えを示したほか、一括交付金については島の実情に合う施策ができるような要求を市から県に上げるよう求めた。
島尻氏は、宮古・八重山圏域の市町村で構成する「「美ぎ島・美しゃ市町村会」での下地市長のリーダーシップを評価し、「これからもますます市長が頑張っていける環境作りに向け皆さんの尽力をお願いしたい」と訴えた。
あいさつに立った下地市長は「無我夢中で、宮古島をどうするか、職員と毎晩遅くまで論議しながら進めてきた3年間だった」とこれまでを振り返った。また、仲井真知事が県立公園と天然ガス事業について言及したことを取り上げ「この二つは、この3年間で私がやり残していることだが、今年でできそう」と笑顔を見せた。そして「残された1年、県立公園と天然ガス事業という二つの大きな事業と、農業、水産業の振興などをしっかりと取り組み、1年間、頑張りたいので支援をよろしくお願いしたい」と呼び掛けた。
その後、市議会の平良隆議長の音頭で乾杯を行い、市長就任3周年を祝ったほか、石垣市の中山義隆市長、公明党県本部の糸洲朝則代表、座喜味一幸県議会議員らがあいさつで下地市長を激励。ステージでは余興も披露され、会を盛り上げた。