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教育・文化 環境・エコ
2012年3月4日(日)9:00

不地下水保全を訴え/児童生徒が「美ぎ島」へ提言

観光=環境を考えるシンポジウム



地下水保全やごみ問題など島が抱えるあらゆる課題解決に向け児童、生徒たちがこれまで取り組んできた活動や研究の成果を発表した観光=環境を考えるシンポジウム=3日、マティダ市民劇場

地下水保全やごみ問題など島が抱えるあらゆる課題解決に向け児童、生徒たちがこれまで取り組んできた活動や研究の成果を発表した観光=環境を考えるシンポジウム=3日、マティダ市民劇場

 「観光=環境を考えるシンポジウムinMiyakojima」(主催・同実行委、共催・宮古島市、イオン琉球)が3日、マティダ市民劇場で開かれた。小、中、高校生たちが不法投棄や地下水保全など、島の抱える課題を指摘。エコアイランド宮古島の名に恥じないよう、島の環境や自然、生物を守りながら内外に誇れる美ぎ島を創出していこうと訴えた。




 きょう4日は「観光=環境モデル都市への実践提言と情報の共有化」をテーマに基調講演やパネルディスカッションが同会場で行われる。

 5月に宮古島市で開催される「高校生太平洋・島サミット」に向けたプレ大会で、啓発活動と島内のネットワーク構築が目的。

 活動報告では北小、池間中、宮古高、宮古総合実業高、宮古工業高、伊良部高の児童、生徒たちが環境や島の自然、水と食などについてこれまで取り組んできた活動や研究の成果を発表した。

 このうち北小6年生は「ごみと水」をテーマに、総合学習の時間で勉強してきたことを紹介した。

 宮古島市で不法投棄されたごみの量は県全体の88%を占め、6年連続で県内最多となっている実情を指摘。「不法投棄はごみのポイ捨てと同じだ」との観点から、全校児童にアンケートした結果を公表した。

 「学年が進むにつれてポイ捨てをした人が増えている」「これくらいならいいや」「面倒くさい」という気持ちがどこかに潜んでいると指摘した児童たちは「こうして大人になったら不法投棄も平気になるのではないか」と心配した。

 解決に向けて児童たちは「小学校のころから不法投棄をしないという機運を高めることが必要」「悪いと思いながらもポイ捨てするのはなぜか、みんなで話し合う必要がある」と提言。「ごみではない資源だという意識でリサイクル活動に取り組む」と話し、継続活動に決意を示した。

 池間中はオカガニ観察会などを通して、島の環境を見つめ直したことを発表。「考えは地球規模で、行動は足下からを常に考えながら池間島に生まれた一人として、島の素晴らしい伝統や文化を多くの人たちに伝えていきたい」と意気込みを語った。
 4高校の生徒たちは、各学校の特色を生かしたレベルの高い研究報告をし参加者の関心を誘った。

 基調講演で県文化観光スポーツ部の平田大一部長は、幼少のころ実家(小浜島)が民宿だったことを紹介。「島外の人たちから自分の島のすごさを知らされ、心の地図がどんどん大きくなっていった」と語り、5月開催の「高校生島サミット」で各国の高校生たちとの交流を深めながら島の素晴らしさを再認識してほしいと訴えた。

 冒頭あいさつした下地敏彦市長は、環境をテーマにした「高校生島サミット」が宮古島で開催されるのは意義深いとし「宮古の将来を担う高校生たちの国際的人材育成に大きな期待が掛かる」と述べた。

 最後は、宮古出身の歌手下地勇さんと砂川恵理歌さんが命の大切さを訴えた歌「一粒の種」をみやこ少年少女合唱団とともに歌い上げ。環境を大事にし生物との共生を図りながら、島の持つ可能性を内外にアピールしていくという思いを会場全体で共有した。


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