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教育・文化
2012年3月11日(日)9:00

江間実君が東大に合格

現役で難関突破/宮高から2年連続の快挙


東大に合格した江間実君(中央)と宮高教職員の皆さん。前列左が川満健校長、同右は来間仁子教諭。=10日、宮古高校

東大に合格した江間実君(中央)と宮高教職員の皆さん。前列左が川満健校長、同右は来間仁子教諭。=10日、宮古高校

 今月1日、宮古高校理数科を卒業した江間実君が10日、東京大学理科1類に現役で合格した。国費制度廃止後の一般入試による東大合格は昨年の嵩原正丈さんに続く快挙。江間君は「合格はとてもうれしい。東大という日本一の大学で幅広く科学の勉強をしたい」と抱負を話した。


 東大合格者の発表が行われる10日午後、江間君はインターネットを使って合否を確認しようと自宅のパソコンと向き合っていた。ただ「緊張して見ることができなかった」と明かす。

 そこへ担任の来間仁子教諭から電話が入った。教諭の第一声は「見た?」。江間君が見ていないことを告げると教諭の二言目は「先に見てしまったけど言ってもいい?」だった。江間君は極度の緊張で戸惑いながらも「はい」と答えた。次に教諭が発した言葉は喜びに満ちていた。「合格、おめでとう」。念願の東大合格に胸が躍った。

 電話を切った後、じわじわと喜びがこみ上げた。父母をはじめ学校関係者、共に学んだ友人から祝福の声を受けて実感は増した。

 江間君は「これまで僕を助けてくれた先生方、友達、家族に感謝しています」と話す言葉に思いを込めた。

 東大志望は3年に進級してから決めた。「日本一の大学で、とても良い環境で勉強ができると思った」と動機を振り返る。

 宮城県内の中学校を卒業して宮高に入学した江間君は、同校での3年間、学校の授業と自宅での勉強に心血を注いだ。行き詰まった時は趣味のランニングで気分転換を図った。

 日常生活の中で「睡眠だけはしっかりと取るように心掛けた」と話し、午後時には就寝して、必要なときは午前4~5時に起きて勉強した。昨年同じ宮高から現役で合格した嵩原さんの協力も得て、電話で参考書の使い方や大学の環境などを学んだという。

 日々の努力と関係者の支えがあっての合格。江間君は「本当にうれしいし感謝している。将来の夢はまだ決めていませんが、大学で科学の勉強をしながら決めていきたい」と決意した。

 担任の来間教諭は「大変な努力家ですが、学業だけではなく学校での清掃活動など生活面でも手を抜かない姿勢が素晴らしい。このような姿勢が勉強に生かされていると思う。東大でも実君らしさを忘れずに頑張ってほしい」と話した。

 川満健校長は「2年連続の東大合格は、学校としても誇りに思う」と喜ぶ。その上で「彼の授業への取り組み方や普段の姿勢が何よりも素晴らしい。まさに後輩の道しるべであり、今回の東大現役合格も、2年生や1年生にとっては大きな励みになる」と話し、江間君の学業に挑む姿勢と日々の努力をたたえた。


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