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スポーツ
2012年4月14日(土)9:00

選手、関係者ほっ/トライワイドーパーティー

「ミサイル不安」払しょく/完走へ決意「レースに集中できる」


完走を願い乾杯する選手たち=13日、市総合体育館

完走を願い乾杯する選手たち=13日、市総合体育館

 第28回全日本トライアスロン宮古島大会のワイドーパーティーが13日夜、市総合体育館で盛大に開かれた。北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射でレースへの影響が懸念されたが、洋上に落下したことで不安も払しょく。参加者たちは「レースに集中できる」と笑顔を見せた。発射されれば、レース中断が決定されていただけに大会関係者は胸をなで下ろした。


 北海道から初めて出場する濱田武弘さん(44)は「レースに影響はあるのではないかと心配していた。自分の中では、天気、体力、ミサイルが懸念材料だったが、そのうちの一つが払しょくされた」と喜んだ。

 ロングの大会は初めてという。「まずは自分が立てた目標達成に向け、レースを楽しみたい」と意欲を見せた。
 東京都出身の平山万里子さん(44)は「安心です。これでレースに集中できる」と笑顔。「初参加なので、これまで練習してきたことを出し切り、制限時間内に完走したい」と決意を示した。

 久保田早紀さん(30、兵庫県)は「ミサイル発射問題は、考えてもどうにもならないと思い、なるべく意識しないようにしていた。影響がなくて良かった」と話した。目標は女子の部優勝だ。「今まで練習してきたことをすべて出せるよう、全力を尽くしたい」とレース本番へ気持ちを引き締めた。

 生井信男さん(64、東京都)は6年連続出場。「記録より感動するレースをしたい」と本番が待ち遠しそうだった。

 大会実行委員会の奥原一秀事務局長は「これで安心してトライ大会の運営に集中できる。今回の問題を教訓に、さらに対策を強化し大会の安全性を高めたい。選手の皆さんは安心して競技を楽しんでほしい」と語った。

 選手たちは、舞台イベントを楽しみながら、用意された料理に舌鼓。仲間同士や再会した知人らとともに乾杯し、本番へ向け健闘を誓い合っていた。


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