07/19
2025
Sat
旧暦:6月25日 赤口 己 
政治・行政
2012年6月22日(金)9:00

一括交付金 17事業の認定内定/市議会6月定例会一般質問

緊急物資備蓄事業など/副市長「取り扱い難しい」


 宮古島市議会(平良隆議長)6月定例会は21日、一般質問がスタート。初日は6氏が登壇し下地敏彦市長の政治姿勢などをただした。市が沖縄振興特別推進交付金(一括交付金)充当事業として今年度当初予算に計上している86事業のうち、緊急物資備蓄事業や水産業奨励金など17事業については、非公式ながら県から認定する方針が伝えられていることを長濱政治副市長が明らかにした。また、自由度が高いとされてきた同交付金の認定の可否が不確定な点について「取り扱いが難しい」との考えを示した。砂川明寛氏に対する答弁。きょう22日は5氏が登壇する。


 一括交付金事業の認定件数についての砂川氏の質問に長濱副市長は「県からの認可はまだ1件もない」と現状を説明。ただし、緊急物資備蓄事業▽海抜表示委託事業▽与那覇地区防災センター整備事業▽宮古島市標高マップ制作事業▽伊良部大橋橋詰め広場地域振興施設設計委託費▽水産業奨励金▽宮古島市子ども劇団設立事業-など17事業については「内々に、これだけはいけるのではないかというものはいただいている」と、認定される見込みであることを明らかにした。

 市が一括交付金の充当を考えている事業について同氏は「新メニューがほとんどない。今までの事業ばかりではないか」と指摘。それに対して長濱副市長は「一括交付金として認められなかった場合、一般財源を充てることになり、持ち出しが非常に多くなることを心配している。だめだった場合でも一般会計の中から出してできる事業を多く入れ込んでいる」と、不認定となったときの財政的リスクを回避するため、これまで一般会計予算で実施してきた事業が多くなっていることを説明した。

 また、当初予算に計上した事業で、すでに県から不認定とされた事業があることにも言及。その事業に変わる補充分として別の事業を探して組み込む作業が必要となるとの考えを示す長濱副市長。「少なくともあと2回もしくは3回くらいの予算の組み替えが必要と思っている」と語った。

 交付認定の可否が不確定な一括交付金について長濱副市長は「6月補正の段階でも1円も計上していない市町村もいくつかある」という実情を紹介。「取り扱いが難しい」との感想を示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年7月8日(火)9:00
9:00

フレーム切手の販売開始

宮古の風景や「まもる君」使用/郵便局   日本郵便沖縄支社(那覇市、金城努支社長)は7日、交通安全を願ったオリジナルフレーム切手を販売開始した。夏の観光シーズンを前に、安全運転で観光を楽しめるよう宮古島地区交通安全協会と協力して作成。色鮮やかな宮古島…

2025年7月5日(土)9:00
9:00

水難、交通事故注意を

外国人観光客に啓発活動/宮古島署など   宮古島署、宮古島海上保安部、市、宮古島地方気象台は3日、下地島空港で「水難事故および交通事故防止」の啓発活動を合同で行った。韓国と香港からの到着便に合わせ、署員や職員がパンフレットなどを配布し事故防止を訴えた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!