04/20
2024
Sat
旧暦:3月12日 友引 甲 
教育・文化
2012年7月8日(日)9:00

比国の貝斧は5000~8000年前

フェイロナさん 考古学の成果紹介



講演に聞き入る参加者たち=7日、宮古島市総合博物館

講演に聞き入る参加者たち=7日、宮古島市総合博物館

 フィリピン国立博物館考古学部門のパメラ・フェイロナ研究員が7日、市総合博物館で講演し、フィリピンにおける考古学の成果を紹介した。








フェイロナさん

フェイロナさん

 フィリピンで6万7000年前の人骨や5000~8000年前の貝斧、10世紀ごろに造られた25人乗り程度の木造船などが発見されたなど、いにしえのロマンを語った。


 人骨は沖縄最古の山下洞人(3万2000人前)より3万5000年、貝斧は沖縄の2000~2500年前より、かなり古い。10世紀の木造船の遺物は、中国や東南アジアとの貿易が盛んだったことをうかがわせるという。


 貝斧に関する質問に、フェイロナさんは「フィリピンと沖縄の形はほぼ同じ。ただ、作り方が一緒かどうか、今後研究する必要がある」と述べた。バロボックで発見された貝斧が8000年前の物であることから、「人が南から北に移動した可能性もある」との考えを示した。


 フェイロナさんは、島尻の長墓遺跡で発見された貝斧などが、フィリピンと関連する可能性があることから、先月は同遺跡を発掘している西九州大学の客員教授に招かれ、同遺跡の出土品を調査。6月28日~7月6日までの長墓調査を終え、市民を対象に講演会となった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!