ライブや早飲みに歓声/ドイツ村でダンケフェスト
市民と観光客交流
「うえのドイツ文化村ダンケフェスト2012」(主催・同文化村イベント実行委)が18日、同文化村で行われた。「博愛の日」にちなんだ図画などの入賞者を表彰したほか、ドイツビールの早飲み大会、石垣島出身の従兄弟3人組「きいやま商店」のライブコンサートなどで盛り上がった。
ダンケフェスのダンケは、ドイツ語で感謝の意を持ち、市民や観光客が楽しめるフェスティバルとして定着している。
また、旧上野村が制定した「博愛の日」をアピールし、博愛の精神でドイツと日本の友情が末長く続くこともイベントの目的としている。
下地敏彦市長はあいさつで「市民が元気になって島全体を活性化することと、観光客も一緒になって宮古を楽しむことが目的」と開催の意義を強調。宮古島観光協会の豊見山健児会長は「市民と観光客が交流を深めながら心に残る楽しい思い出をつくってほしい」と呼び掛けた。
博愛の日図画・ポスター、作文、標語コンテストで入賞した児童生徒たちの表彰式も行われ、川満弘志教育長は「博愛の心を大切にして立派な人間に成長してほしい」と子どもたちを励ました。
野外ステージでは宮古高校吹奏楽部の演奏、ダンスチームやフラサークルの踊り、アニメソングライブがにぎやかに披露された。
中ジョッキにつがれたビールを飲み切る速さを競う「早飲み大会」では男性に混じって女性も参加。豪快な飲みっぷりで会場を沸かせた。
優勝した津田遼太さん(23)=東京都=は「最高の気分で良い思い出になった。楽しい祭りなので来年も参加したい」と笑顔だった。
ステージ最後を飾る「スターライトコンサート」には「きいやま商店」が登場。全国のライブハウスなどで精力的なライブをこなす3人組は、ダンケフェストでもそのユニークな歌詞と軽快な音楽、トークで観客を楽しませた。