12/07
2023
Thu
旧暦:10月24日 先負 戊 
産業・経済
2012年12月23日(日)21:01

規格外品の販路拡大へ/マンゴー

市、最新鋭加工機器導入


ピューレ加工機器の導入が予定されている施設=22日、市上野トロピカルフルーツパーク内

ピューレ加工機器の導入が予定されている施設=22日、市上野トロピカルフルーツパーク内

 島内農産物の規格外品をピューレ化して出荷する宮古島市の事業が動き出している。市上野トロピカルフルーツパーク内にある施設に農産物をピューレ化する最新鋭機器を導入。指定管理者が運営し、主にマンゴーの規格外品をピューレ化して市場に出す。生の風味を残すピューレの需要は全国的に高い。今回の事業の成果によっては野菜・果樹の規格外品の取り扱いが見直され、販路の拡大につながることが期待される。マンゴーのピューレ化は来年収穫分から始める方針だ。

 とろみのある半液体状のピューレは、農産物を加熱したり、すりつぶしたりしながら製造するが、特殊な機器の使用によって生の風味がそのまま残る。このため需要が高く、菓子類などに使用されることが多い。

 同事業で、市は一括交付金を活用し、全体で約6700万円を投入した。市観光商工局によると、新しく導入する機器ではマンゴーなどの果物のほか、野菜類を含めてすべてをピューレ化することができるが、当面はマンゴーのピューレがメーンになる。

 導入する機器は日量50㌔の規格外品のピューレ化が可能だが、出荷状況を見ながら将来的には市が規模の拡大を検討する。また、当初はピューレの出荷のみを計画していたが、地元での商品開発・販売も視野に入れながら幅広い加工事業を展開していく方針だ。

 ピューレの需要が高いため、安定出荷体制が整えば規格外品の販路が構築される。これまで安値で取引されてきた規格外品の価値の高まりが期待される。

 市観光商工局では「規格外品の可能性が広がる。販路を構築しながら、いろいろなことが展開できる」などとしている。


カテゴリー一覧

観光関係

2023年11月30日(木)8:52
8:52

「離島フェア2023」多良間村、4商品入賞  優良特産品で快挙

沖縄セルラーパーク那覇などで24~26日に開催された「離島フェア2023」では、食品、工芸で優良な離島の特産品に対する表彰も行われた。多良間村からは、たらま農産の「黒あずき」、三幸食品の「PREMIUM黒糖アイス」、たらま花(紅花)保存会の「サン(お守り)タペ…

2023年11月21日(火)13:08
13:08

【宮古島スイーツ】バーガーショップによる自家製チーズケーキ!

【宮古島スイーツ特集】 #宮古島 には #スイーツ がいっぱい!探して見つけてハッピーに♪ #宮古毎日新聞 のホームページで 宮古島内のスイーツを紹介する特集コーナー! 記者が実際に店舗を訪ね、イチオシスイーツの魅力を聞きました! 今回は宮古島市平良久貝の「B…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!