04/19
2024
Fri
旧暦:3月10日 赤口 壬 
政治・行政
2012年12月29日(土)9:00

泡で消火能力向上/市消防本部

最新鋭のポンプ車導入


最新鋭の消防ポンプ車が導入された=28日、市消防本部

最新鋭の消防ポンプ車が導入された=28日、市消防本部

 市消防本部(砂川享一消防長)は泡消火システムを搭載した消防ポンプ車をこのほど導入した。この車両は放水される水を泡に置き換えることで、水分の表面積を大きく確保し、水分の気化熱を有効に利用して冷却するシステムで従来よりも消火能力が格段に向上する。


 28日に同本部で行われた納車式では、実際に泡による放水が行われ、その特性などが紹介された。

 砂川消防長は「最新鋭の車両なので災害発生時に十分にその効力が発揮されると思う。消防としても今回の導入を機に市民に防災意識の高揚を訴えていきたい」と述べた。

 導入されたポンプ車は、水と一定割合の消火薬剤を混合した液体に圧縮空気を注入し、発泡させた状態で送水する。

 その効果としては、混合液を消火泡化して使用することから消火水量を節約できるほか、水による消火に比べ跳ね返りによる無駄も少なく、壁等に付着し拡散することで広範囲で冷却効果等を生み出し、消火効率が向上する。

 さらに、ホースが軽いため、これまでよりも機動性に優れた消火活動が可能であるほか、水と比べ泡は付着性が高く延焼防止にも効果が期待されている。

 泡消火システムを搭載したポンプ車の導入は県内で4台目。今回、市消防本部が導入したのはその中でも最新鋭の型で価格は約5000万円となっている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!