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産業・経済
2013年1月5日(土)9:00

農家手取り2万1164円/12-13年産キビ価格

前期比338円の減/宮古本島、8日から製糖操業


製糖工場の操業を控えサトウキビを収穫する農家=4日、平良久松

製糖工場の操業を控えサトウキビを収穫する農家=4日、平良久松

 2012-13年産サトウキビの価格が4日までに決まった。1㌧当たりの標準的(糖度13・8度)な農家手取り額は2万1164円で、前期に比べて338円(1・6%)減となった。砂糖の国際相場に応じて変動する原料代金の減少が要因。国の交付金は1㌧当たり1万6000円(基準糖度帯内の原料に限る)で、前期と同じ金額に据え置かれる。宮古本島内製糖2工場の操業は8日にスタートする。一部の農家は年明け早々から収穫作業に汗を流している。


 農家の手取り額となるサトウキビ価格は、国の交付金と製糖工場が農家に直接支払う原料代金の合算で構成される。基準糖度帯(13・2~14・4度)内の原料(サトウキビ)に支払われる交付金は1㌧当たり1万6000円に固定されるが、工場が支払う原料代金は基準糖度帯であっても0・1度ごとに変動、加減される。このため13・2度と14・4度の原料代金では449円の差額が生じる。

 原料代金は砂糖の国際相場に応じて決まるが、今年は供給過剰などが要因で相場が下落。このため原料代金も前年に比べると低い価格設定となった。

 基準糖度帯以外の原料になると、国の交付金も加減され、糖度が0・1度上下するごとに100円ずつ加減される仕組みだ。仮に15度と13度の原料では1㌧当たり748円もの差額が生じるため、品質が所得に与える影響は大きい。

 今期のサトウキビは豊作型で、多良間を含む生産量は宮古全体で31万6800㌧を見込む。地区別の生産量は▽平良7万9500㌧▽城辺9万700㌧▽下地3万9000㌧▽上野3万㌧▽伊良部5万6100㌧-が見込まれている。

 製糖操業は宮古製糖伊良部工場が先月25日にスタートしており、同多良間工場はあす6日、同城辺工場と沖縄製糖宮古工場は8日から開始する。

 操業開始を前に、宮古本島でも一部農家は収穫作業を行っている。平良久松で収穫をしていた農家の男性は「株出しだけど、夏植え並みの反収(10㌃当たりの収量)7㌧は取れそうだ」と笑顔で話し、キビ刈り作業に精を出していた。


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