06/13
2025
Fri
旧暦:5月18日 仏滅 癸 
産業・経済
2010年6月8日(火)19:02

パイン栽培の普及進む/甘さ評判 作付面積は2㌶に

中元ギフトとして人気
 宮古島市でパイナップル(略称・パイン)の経済栽培が徐々に増えている。現在の作付面積は約2㌶、農家戸数が8戸。甘くてみずみずしい食感の宮古産パインは、中元の贈り物として好評を博している。一部の畑では、収穫が始まった。
 パインは県内では、酸性土壌の沖縄本島北部と石垣市が、主産地。アルカリ土壌の宮古には向かないとされていたが、近年土壌を選び栽培されるようになった。
 
 農家らはパイン栽培のメリットに①台風、干ばつに強い②肥培管理、収穫が容易③農薬がほとんど要らない-などを挙げている。
 昨年初めて収穫した吉本光吉さんによると、平均糖度は県内の15~16度を上回る20度。甘さは土壌と大きく関係するという。
 1個平均の重さは1.8㌔で、3㌔のビッグサイズもあった。1個平均の価格は、大きさにより500~1000円。地元店舗での販売のほか、中元の贈り物用として本土や地元の人の注文も多かった。
 
 宮古島市の担当者は「宮古産のパインは、酸味より甘さが際立つ。島外産とは、ひと味違う」と太鼓判を押す。
 
 収穫は今月下旬から本格化し、ピークは7月中旬、9月末ごろに終了する。
 パインは、植え付けから2年後に収穫され、10㌃当たりの作付本数は3000~4000本は可能という。吉本さんは「1個平均の価格を最低の300円で見積もっても、10㌃当たりの所得は100万円になる。宮古の特産品として有望」と話す。
 
 栽培する場合は、事前の土壌検診が必要になる。酸性、アルカリ性の度合いを測定する土壌のPH分析は、県宮古農林水産振興センター農業改良普及課で、随時受け付けている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年6月4日(水)9:00
9:00

8月就航を市に報告/台北-下地島

スターラックス航空日本支社長   台北(桃園)-宮古(下地島)線を8月22日から就航させる、スターラックス航空日本支社の王雲翔支社長は3日、下地島エアポートマネジメントの鶴見弘一社長らと共に市役所を訪れた。砂川朗副市長に就航を報告し、台湾と宮古島、双…

2025年5月29日(木)9:00
9:00

24年度旅客数、過去最高に/下地島空港

年間49万6000人が利用/前年度実績を17%上回る   第20回下地島空港活性化協議会(会長・嘉数登市長)が28日、市役所で開かれた。同空港や宮古圏域の活性化に向けた施策の協議や同空港の現況などについて意見交換などが行われた。下地島空港の現況では2…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!