11/13
2024
Wed
旧暦:10月13日 仏滅 辛 
政治・行政 教育・文化
2013年4月25日(木)9:00

複式解消向け作業着手へ/学校規模適正化

市教委が市長に方針報告/今年度中に「準備委」設立


宮国委員長(左から2人目)が学校規模適正化基本方針を下地市長に手渡した=24日、市長室

宮国委員長(左から2人目)が学校規模適正化基本方針を下地市長に手渡した=24日、市長室

 宮古島市教育委員会(宮国博委員長)は24日、「学校規模適正化基本方針(2011年8月決定)の一部見直し」を下地敏彦市長に報告した。宮国委員長は「地域や議会の意見を総合的に判断した。われわれの最終的な考えだ」と述べた。今年度中に、対象校の地域の人や保護者、学校関係者、有識者らを構成メンバーとした学校規模適正化に向けた準備委員会(仮称)を設立させたい考え。下地市長は「宮古地区の過小規模校、複式学級が解消されて教育環境が整った形になると思う」と述べ、同方針を基本に適正化に向けた作業を進めていく考えを示した。


 同基本方針は、中学校の規模適正化を先行して実施し、一部小学校については早期の解消を図っていくことを明記。具体的には▽2014年度までに来間中を下地中に統合▽2015年度までには宮原小を鏡原小へ統合▽19年度までには佐良浜中と伊良部中を1校に統合▽福嶺、城辺、西城、砂川の4中学校を21年度までに1校に統合-などが盛り込まれている。

 宮国委員長は「学校規模適正化に向けては、進めなければならないという方向性はあったが、作業が全然進んでいなかった。ようやく作業の緒に就いた。(適正化に向けた)作業日程は長期にわたるが、しっかりと進めていきたい」と話した。

 川満弘志教育長は「中学校については素案で先行ということだったが、1回目の説明会では反対の声が多かった。2回目は『やむを得ない』『統合した方が良い』という意見も出るようになった。中学校の規模適正化についてはおおむね理解を得られた」と語った。

 宮国委員長は、今年度の入学者が1人だった来間小を下地小に統合しなかった理由について「地域の人たちの心情的なものが強かった」と地域感情に配慮した結果だと説明。その上で「中学校を先に実施し、その結果を見て小学校も(下地小に)行かしてもいいかな、という雰囲気を醸成する作業も必要」と述べた。

 来間中を下地中に統合する際には2年生3人、1年生1人の計4人が下地中に入学することから「受け入れには問題ない」とし、宮原小を鏡原小に統合する計画についても「新たに校舎を造るのではなく、(教室など)スペース的には大丈夫」との考えを示した。

 佐良浜中と伊良部中を1校にすることや城辺地区の4中学校を一つに統合する計画については、学校の新設であり、年度内にも委員会を設置し作業に着手する予定。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月12日(火)9:00
9:00

ハーリー開催で参加者募集

海族まつり 来月1日フィナーレ/観光協   宮古島観光協会(吉井良介会長)は11日、同協会で会見を開き、「海族まつりフィナーレ」を12月1日(午前9時~午後2時)にトゥリバービーチで開催すると発表した。今回は「海人王決定戦」と銘打って爬龍船競争(ハー…

2024年11月9日(土)9:00
9:00

「観光は地方創世の柱」

観光庁・長﨑部長ら視察来島/座喜味市長と意見交換   国交省観光庁の長﨑敏志観光地域振興部長と跡見学園女子大学の篠原靖准教授が8日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね、宮古島観光振興で意見を交わした。市は観光庁の地域観光新発見事業補助金を活用して実施する事…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!