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産業・経済
2013年5月2日(木)9:00

和牛ヘルパー事業12年度実績 延べ7709頭を受託

便利さで急増傾向/前年比2割増
利用料1374万円、半額は国補助


 JAおきなわ宮古地区畜産振興センター畜産部のまとめによると、畜産農家が2012年度に、和牛ヘルパー事業を利用して飼養管理などを委託した牛は、延べ7709頭に上り、前年の6281頭より1428頭(22%)増えた。受託料金は同比183万円(15%)増の1374万円。利用実績は、事業の便利さの浸透や農家の高齢化に伴い、急増傾向にある。利用料金のうち、半分の687万円は国が農家に補助した。


 JAと宮古和牛ヘルパー利用組合(伊波広次郎組合長・ヘルパー約25人)が連携して取り組む同事業は、地域の助け合いによる、ゆとりある肉用牛生産環境の確立を目的に、2001年スタートした。

 事業は①冠婚葬祭や旅行、傷病時の際の飼養管理②競り市場への牛輸送や競り上場への誘導③削蹄-に利用している。

 冠婚葬祭などの際の飼育管理委託頭数は3523頭(前年度比894頭、34%増)、市場への輸送や競り誘導が1778頭(同比486頭、37%増)、削蹄が2408頭(同比48頭、2%増)。

 金額は削蹄が最も大きく754万円、市場への輸送など468万円、飼養管理が152万円となった。

 下地与那覇の渡真利等さんは、沖縄本島に住む子どもを訪ねる時や旅行の際に利用している。

 「ヘルパーは農家にとって、頼れる助っ人。夫婦一緒に安心して旅に行ける。ヘルパーは給餌だけでなく、病気の場合は獣医も手配し、発情も分かるので安心できる」と、ヘルパーの仕事を高く評価する。

 ヘルパーがいなかったころは、夫婦2人のうち1人は家に残って、牛の世話をしていた。夫婦で行く用事の時は、隣りに頼まなければならず気が引けたという。

 畜産関係者らは、飼育管理に縛られる状況から解放されて、若い経営者も増えたと強調する。

 飼育管理の1日当たり基本料金は2000円で、頭数割が1頭300円。10頭を1日間預けると料金は、5000円になる。市場までの輸送は1頭当たり3000円、競り誘導が2000円。削蹄料は子牛が2400円、成牛が3400円。利用申し込みは、JA畜産部と各資材店で受け付けている。


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