04/25
2024
Thu
旧暦:3月17日 先勝 己 
社会・全般
2013年5月31日(金)9:00

きょうから入院患者移送/宮古病院

ボランティアら400人体制


きょうから約400人体制で現病院からの入院患者移送作業が行われる=30日、新宮古病院

きょうから約400人体制で現病院からの入院患者移送作業が行われる=30日、新宮古病院

 新宮古病院への入院患者移送がきょう31日から始まる。6月1日午後4時までに全入院患者の移送を終える予定だ。病院職員、ボランティア、市消防、市内地域福祉施設など総勢約400人体制で入院患者の安全搬送を目指す。現宮古病院では30日、患者移送事務局で本村悠子副看護部長を中心に最終スケジュール確認と緊急時に備えてのシミュレーションチェックなどの作業に追われていた。同病院では市民に対し、搬送実施日の外来休診への理解と協力、円滑な移送作業のための交通への配慮などを呼び掛けている。


 入院患者総数は199人(30日現在)で、このうち31日は産婦人科・小児科患者43人の移送を行う。同病院では移送に備えて医療職スタッフのボランティアを募った。同病院で勤務していた看護師OBを中心に県内67人の看護師と沖縄本島の県立病院、八重山病院から21人の医師がボランティアとして移送を支援する。

 また、移送で使用する救急車を含む車両は16台を準備し、市消防、市内地域福祉施設、トライアスロン事務局などから移送を支援する人員を動員した。病院全職員260人を含め計約400人体制での大がかりな移送作業となる。

 重症患者などの移送は1日に行うが、安全移送に備えるため、新病院に移送本部(本部長・安谷屋正明院長)と現病院に同副本部(本永英治副院長)を設置して万全を期す。

 同事務局の國場葵さんは「沖縄本島では入院患者を受け入れる代替病院がたくさんあるが、宮古圏域で重症患者を扱う病院はここだけなので、念には念を入れて作業を行わなければならない」と説明した。宮古島徳洲会病院には1次救急発生時の受け入れ依頼を行った。

 本村副看護部長は「安全移送を最優先しなければならず、交通への配慮など市民皆さんの協力をお願いしたい」と述べた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!