04/20
2024
Sat
旧暦:3月12日 友引 甲 
教育・文化
2013年6月6日(木)9:00

方言大会で方言劇披露へ/福嶺中生徒

指導者招き味わい追求


下地さんと砂川さんを方言指導者として招き稽古に励む生徒たち=5日、福嶺中体育館

下地さんと砂川さんを方言指導者として招き稽古に励む生徒たち=5日、福嶺中体育館

 福嶺中学校(宮国敏弘校長)の生徒たちが第20回鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会(15日、マティダ市民劇場)で方言劇を披露する。同大会初の取り組みで、5日には地元に住む方言指導者を招き、独特のアクセントやイントネーションなど方言の持つ味わいを追求した。


 稽古は5月から行っており、今回は初めて下地智さん(城辺スマフツ辞典編集者)、砂川春美さん(市文化協会副会長)を指導者として招き、これまでの稽古の成果を見てもらった。

 2人は、方言のせりふを話す生徒たちの声に耳を傾けて「そこのせりふはもっとはっきりと」「ゆっくりと強弱を付けて」などとアドバイス。生徒たちと一緒に方言のせりふを繰り返して、地域に根差した言葉であることを強調した。

 方言大会で演じる劇のタイトルは「なーふぃーよー●(●はすに○)(命名祝い)」。原作は宮国校長で、舞台は復帰前の1965(昭和40)年代。

 「沖縄を返せ」の歌や悪霊などが地域に侵入するのを防ぐ「スマフサラ」行事、方言の童歌などを背景に、そこに住む人たちの人情味あふれる方言での会話をちりばめた。

 総合的な学習の時間を「桃源郷(ユートピア)プロジェクト」と称して実施している同校のユニークな取り組みの一環。

 方言劇には全校生徒17人が出演し、方言大会の審査の合間に約20分間披露する。

 宮国校長は「子どもたちに当時の方言や風習などを学んでもらえれば。舞台で劇を披露するのはもちろん大事だが、方言を通して地域の人たちと交流できることが一番の狙い。地域の方言を継承していくという大会の目的にも合致する」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!