06/20
2025
Fri
旧暦:5月25日 大安 庚 
教育・文化
2013年6月22日(土)9:00

「正しい戦争はない」/東小で平和集会

親泊宗二さん講話


講話を熱心に聞き入る子どもたち=21日、東小学校の体育館

講話を熱心に聞き入る子どもたち=21日、東小学校の体育館

 東小学校(下地政昭校長)で21日、平和集会「命」が行われた。児童469人が平和の大切さや戦争の悲惨さについて知識を深めた。講師に招かれた親泊宗二さんは「正しい戦争はない。皆が楽しく勉強し、家族と一緒に暮らしているのが平和」と強調した。


 親泊さんは、1945年の沖縄戦の時は4歳。国は戦争が近づくと、宮古の子供や大人を台湾に疎開させた。船に乗っていたことをかすかに覚えている」と語った。

 また「戦中の宮古は本土からの兵隊などで増え、食糧不足になった。住んでいる人全員がひもじくなった。食糧難の中、風土病のマラリアで亡くなった人も多かったという」と説明した。

 その上で「戦争が終わって宮古に引き揚げる時は大変だった。船にはぎっしりと人が乗っていた。西表島船浮港に船が停泊している時の夕方、私は船から海に転落した。父が飛び込んできて、私を助けた。もし父の救助が遅れていたなら、私は助からなかった。命拾いした」と振り返る。

 沖縄戦を通して平和を願う心を育て、併せて命の尊さを学び、思いやりの心を育てることなどが目的。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年6月4日(水)9:00
9:00

8月就航を市に報告/台北-下地島

スターラックス航空日本支社長   台北(桃園)-宮古(下地島)線を8月22日から就航させる、スターラックス航空日本支社の王雲翔支社長は3日、下地島エアポートマネジメントの鶴見弘一社長らと共に市役所を訪れた。砂川朗副市長に就航を報告し、台湾と宮古島、双…

2025年5月29日(木)9:00
9:00

24年度旅客数、過去最高に/下地島空港

年間49万6000人が利用/前年度実績を17%上回る   第20回下地島空港活性化協議会(会長・嘉数登市長)が28日、市役所で開かれた。同空港や宮古圏域の活性化に向けた施策の協議や同空港の現況などについて意見交換などが行われた。下地島空港の現況では2…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!