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イベント
2013年7月16日(火)9:00

3000個を無料試食/マンゴーまつり

地元や観光客どっと/消費拡大、ブランド化推進


マンゴーが無料で試食できるコーナーには親子連れや観光客らが列を作った=14日、市熱帯植物園

マンゴーが無料で試食できるコーナーには親子連れや観光客らが列を作った=14日、市熱帯植物園

 第4回マンゴーまつり(主催・同実行委員会)が14日、市熱帯植物園で開かれた。マンゴー3000個を無料で振る舞う試食コーナーやマンゴーかき氷早食い競争などが行われ、多くの市民や観光客らでにぎわいを見せた。


 宮古島産マンゴーの消費拡大と地産地消の促進、ブランド化の推進が目的。

 台風7号の影響で開催が危ぶまれたが、この日は台風一過青空が広がった。

 台風による被害も最小限度に抑えられ、生産農家や関係者から安堵の声が上がった。

 午前10時から行われた開会式で、実行委員長の下地敏彦市長(代読・長濱政治副市長)は「宮古島産完熟マンゴーを地元及び観光客の皆さまに試食、販売することで、販路拡大やブランド化につなげていきたい」と開催の目的を述べた。

 県宮古農林水産振興センターの前田幹男所長は▽宮古島市は2009年にマンゴーの拠点産地の認定を受けたこと▽県内生産の約4割を占めていること▽今期は過去最高580㌧の生産を見込んでいること-などを紹介。「宮古島産マンゴーを存分に味わって、全国に広めていただきたい」と呼び掛けた。

 市議会を代表して富永元順副議長、宮古島観光協会の豊見山健児会長がそれぞれ祝辞を述べた。

 会場では午前11時、午後2時、同3時30分の3回にわたり、それぞれ1000個ずつのマンゴーを無料配布。甘くて新鮮な宮古島産マンゴーを味わおうと、時間前から大勢の市民や観光客らが列を作った。

 親子一緒や女性だけによるマンゴーかき氷早食い競争では優勝者にマンゴー1箱(5個入り)をプレゼント。ジャンケン大会の勝者には5箱(1箱2㌔入り)のマンゴーが贈呈され大いに盛り上がった。

 友人同士で宮古を訪れた工藤涼子さん(25)と渡辺聡美さん(24)=ともに神戸市=は「甘くてすごくおいしい。南国宮古島の味という感じです」と笑顔。京都市から来た井上貴子さん(35)と長野高之さん(30)のカップルは「初めて食べたけど甘くてびっくりした。心地良い風も吹いて、過ごしやすい」と話した。

 祭りには約30業者・団体が出品。台風7号の強風で落下したマンゴーを販売するコーナーも設けられ、飛ぶように売れていた。

 宮古島市との友好都市、静岡県藤枝市からも同市名産の茶やミカン、シイタケなどが出品され人気を博した。

 藤の里観光大使「藤娘」の山田智帆さんは「世界遺産に登録された富士山がよく見える場所の一つが藤枝市にあり、連日大勢の観光客で賑わっています」と地元観光をPRするとともに「マンゴーまつりで地元の人たちと交流を深めたい」と笑顔を見せた。


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