04/20
2024
Sat
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
社会・全般
2013年9月4日(水)9:00

市長に反対署名提出/来間中統廃合問題

議案の白紙撤回も要請


学校統廃合に反対する住民が反対署名を市長に提出し、来間中学校の廃止議案の取り下げを要請した=3日、市役所平良庁舎

学校統廃合に反対する住民が反対署名を市長に提出し、来間中学校の廃止議案の取り下げを要請した=3日、市役所平良庁舎

 来間中学校の統廃合問題で来間地区の住民が3日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね同問題に対する来間住民の反対署名を提出するとともに、4日に開会する市議会9月定例会に提出予定の来間中学校を廃止する議案の取り下げを要請した。署名を受け取った下地市長は要請に対して「それはできません」と拒否した。


 反対署名について、来間島の未来を考える会の砂川葉子会長は「私たちは学校の存続を求めている。この署名は来間住民74世帯中、72世帯の署名で残りの2世帯も寝たきりの老人の世帯などでほぼ100%に近い署名。合意形成がない中での統廃合は認められない」と訴えた。

 住民側から強く議案の取り下げを求められた下地市長は「私が今取り下げる理由はどこにもない。議会に議案として提案してあるし、教育委員会としても子どもの教育上これが一番望ましいと判断している。それが良いかどうかを決めるのは議会しかない」との見解を示した。

 来間中学校の統合問題について、市長としての見解を問われた下地市長は「私がどう思っているかではなく教育行政は独立している。この問題は教育委員会が決めることであり、議案として上程されれば議会が決めること」と述べた。

 また、同日夕方に開催される市教委の住民説明会への参加を要請された下地市長は「説明会は市教委が主体的にやっていること。私が出れば私に対して質問が来るでしょう。市教委が説明しようとしているのに立場が違う私は何も答えられない」と述べ、出席要請には応えられないとの見解を示した。

 住民側からは、市教委の統合ありきの姿勢に不満の声が上がり「なぜ子も親も住民全体が反対することを強行するのか」「生徒が1人でも来間中で学ばせたい」「小さな島の学校は住民の心のよりどころであり、奪わないでほしい」との意見が出された。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!